木造駅舎に昭和の香りが残る駅

日野

ひの Hino
日野駅駅舎
▲日野駅駅舎《2008年3月29日撮影》禁無断転載

 

日野駅駅構内
【写真1】日野駅構内。構内踏切を挟み、ホームは千鳥式に設けられています。《2008年3月29日撮影》禁無断転載

日野町の玄関駅で、駅員が配置されています。

相対式ホーム2面2線から成る交換可能駅で、このほかに中線が設けられています。下り線側に駅本屋があり、上りホームとの間は構内踏切で連絡しており、両ホームはこの構内踏切を挟んで千鳥式に設けられています。ホームには筆書きの案内があちこちに見られ、おそらく昭和30年代ごろからほとんど変わっていないのではないかと思われます。ただし、改札付近は改修され、ラッチも金属製のものになっています。

 

【写真2】日野駅駅舎内。《2008年3月29日撮影》禁無断転載

いっぽう駅舎内に移ると、高い天井にすっきりした造りになっており、かつての小荷物窓口が板で打ち付けられいるほかは、木造駅舎に典型的な雰囲気が残っています。自動券売機がなく乗車券類を窓口のみで販売していることも、独特の暖かさを感じさせる要因かもしれません。

駅舎そのものは、屋根がやや大きい点をのぞけばこれといった特徴はありませんが、玄関部分など改修されているところも多く、すぐには改築の対象になることはなさそうです。

駅前広場が整備されており、路線バスやタクシーが発着しています。

乗り場

駅本屋側(東側)から1番線、2番線となります。

  • 1.本線下り 水口、貴生川方面
  • 2.本線上り 八日市、米原方面

駅名の由来

確認中。

歴史

近江鉄道が1900年10月1日に八日市からこの日野まで延伸し、その際に暫定終着駅となりました。同年12月28日には貴生川まで延長されたため、終着駅だった期間はごくわずかです。なお、1980年代にレールバスが導入された際には、この日野駅が給油拠点となっていました。

1900年10月1日
開業。
2017年8月1日
駅舎リニューアル完了[1]

周辺の見どころ

確認中。

  1. 「近江鉄道日野駅舎が再生され営業開始」『鉄道ピクトリアル』No.938(2017年11月号)電気車研究会、130ページ。

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