高架の地下鉄が私鉄をオーバークロス

西中島南方
にしなかじまみなみがた
Nishinakajimaminamigata

西中島南方駅

 新大阪駅前に並ぶビジネスホテルやオフィスビルの間を抜けると、しだいに雑居ビルなどが建ち並ぶ一角となり、阪急京都線と交差するところにある西中島南方駅に到着します。阪急は「みなみた」、地下鉄は「にしなかじまみなみた」と読みが異なりますが、利用者の間では両者を混同することも多いようです。

 高架上に、新御堂筋に挟まれた相対式ホーム2面2線が設けられている駅で、阪急京都線をオーバークロスしています。地下鉄が私鉄をオーバークロスしているという、いわば“逆転現象”が見られる駅ともいえましょう。

西中島南方駅ホーム

西中島南方駅ホーム。《2005年3月13日撮影》

 出口は北側と南側にあり、阪急への乗り換えには南改札の利用が便利です。北コンコースのほうが設備は整っています。

 駅の周辺には大小さまざまのオフィスビルが居並び、日清食品の本社があります。また、高架下は自転車駐輪場として利用されています。西中島は歓楽街として知られており、夜になると新幹線利用のビジネスマンと酔客が共存する、いっぷう変わった光景を見ることができます。

 駅の南側には淀川河川公園があり、夏の花火大会の際にはたいへんな混雑になります。

乗り場

駅名の由来

 駅開業当時、駅周辺の地名であった「西中島」と「南方」の双方を採用したものです。「南方」の地名は現在は消滅していますが、その由来については阪急南方駅を参照のこと。

歴史

 特記事項なし。

周辺の見どころ

淀川河川公園

 駅から南へ、徒歩2分。阪急-京都線:南方を参照のこと。

《乗り換え》阪急-京都線:南方(南改札から徒歩1分)

2003年10月13日
2006年10月10日、写真を追加のうえ加筆修正

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