泉北高速鉄道全駅リスト

大阪府で流通センターなど物流事業を運営している、大阪府などが出資する第3セクターで、本社は大阪府和泉市の和泉中央駅近くにあります。

当初は南海電気鉄道の経営が想定されていた路線ですが、初期投資の大きさに南海が難色を示したため、インフラの早期整備が必要性から早期の鉄道開業を望んでいた大阪府が、既存の第3セクター会社であった大阪府都市開発に運営を委ねたという経緯があります。このため、一般的な「第3セクター鉄道」とは異なり、鉄道業以外の業務が中心で、当初は鉄道の運営業務は南海に委託していましたが、現在ではすべての業務を直営で行っています。

営業している路線は、泉北高速鉄道線(中百舌鳥-和泉中央)1線で、南海電気鉄道と相互直通運転を行っています。

(2005年11月17日)

【URL】http://www.semboku.jp/

★1996年2月19日、和泉中央にて完乗。2005年8月7日、光明池にて全駅乗降。全駅の写真を掲載しています。

泉北高速鉄道線

中百舌鳥から和泉中央にいたる14.3kmの路線で、泉北ニュータウンへのアクセス路線として設けられました。軌館は1,067mmで、全線が複線となっています。深井から先の区間では、両脇を府道1号線に挟まれながら走っており、ニュータウン計画に基づいて敷設された路線であることがうかがえます。車両基地は光明池にあります。

南海電気鉄道高野線と相互直通運転を行っており、多くの電車が難波まで乗り入れています。直通列車の多くは準急(泉北高速鉄道線内は各駅停車)ですが、朝ラッシュ時の上りには区間急行(中百舌鳥通過、深井-和泉中央は各駅停車)が設けられています。これは、中百舌鳥での大阪市-御堂筋線への転移を防ぐため、相互直通運転先である南海が行っているものです。

1971年4月に中百舌鳥-泉ヶ丘が最初に開業し、以後1973年12月に栂・美木多、1977年8月に光明池と順次延長され、1995年4月に和泉中央までの全区間が開業しています。当初は南海に鉄道業務を委託していましたが、順次直営に切り替え、現在はすべての業務を大阪府都市開発が直接行っています。

(2005年11月17日)

駅一覧

中百舌鳥深井泉ヶ丘栂・美木多光明池和泉中央

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乗車履歴

  • 中百舌鳥-和泉中央 1996年2月19日