有馬温泉の玄関口にあたる駅で、有馬口から走ってきた電車がやっとわずかな平地に出て、ほっと一息つくような印象を受けます。有馬温泉は、日本書紀にも登場する由緒ある古湯で、関西の奥屋敷とも呼ばれます。そのせいか、通勤通学客の利用が大半を占める神鉄の中では数少ない、観光客が多い駅となっています。
駅舎は、かつてはレトロな雰囲気ただよう木造のコンパクトなものでしたが、老朽化により解体されました。現在は、RC造2階建て、「有馬クリスタル」という名を持つガラス細工のような駅舎に生まれ変わっており、2階には喫茶店などが入るという、観光地の玄関口によく見られるパターンのターミナルになっています。上掲写真のように、駅舎は斜面上に立っており、その南側には土産物屋などが並んでいます。
コンコースも明るく改装され、床には御影石を敷き詰め、サークル状の柱を配置するなど、モダンな構造になっています。
ホームは2面2線ですが、北側のホームはまったく使われておらず、実質的には1面2線となっています。駅舎はきれいに改築されましたが、ホームには大きく手が加えられているわけではなく、「先発」の表示器などに時代を感じます。
有馬温泉の中心地は、駅から南へ徒歩5分ほどのところになります。
特記事項なし。
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2003年10月13日
2005年7月26日、写真を追加のうえ加筆修正
2008年9月15日、加筆修正
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