駅のすぐ脇に高層住宅

神鉄道場
しんてつどうじょう
Shintetsudojo

神鉄道場駅

 島式ホーム1面2線を前提とした構造になっていますが、両隣の駅が交換可能であるためか、現在では片面のみが利用されています。ホームの西側は、この区間が複線化された際に使われることになるのでしょう。駅舎は橋上に設けられており、東西に出口があります。

 駅の西口は、大規模団地「鹿の子台」と直結しており、高層住宅や駐車場と直結していますが、起伏が激しい地域のため、かなりの階段を上下しなくてはならないのがつらいところです。商店街などは形成されておらず、これから街がつくられていくのでしょう。三角屋根を複数組み合わせているのが特徴です。

神鉄道場駅屋根

橋上駅舎の屋根をコンコースから眺めると、展示場のような感じを受けます。《2005年7月16日撮影》

 駅の東口は、昔からあまり替わっていないようで、静かな農村地帯になっています。1951年7月1日に神戸市と合併する以前の道場村は、この東口から南東の一帯が中心地となっていました。駅の東側には草に覆われた切り通しがあり、この上を橋がまたいでいますが、この切り通しは戦時中に休止された国鉄有馬線の跡地です。

神鉄道場駅全景

神鉄道場駅の左手に走る切り通しが、戦時中に休止となった国鉄有馬線の跡地です。《2005年7月16日撮影》

駅名の由来

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歴史

 三田線が開通した際に設置された駅です。当初は「道場川原」と称しましたが、1990年10月20日に現駅名に改称しました。1991年4月17日に、橋上駅舎が竣工しています。

周辺の見どころ

頌徳碑

頌徳碑

駅北西にある頌徳碑。《2005年7月16日撮影》

 駅から北、西側線路沿い。神戸有馬電気鉄道(神有電車)の建設と裏六甲地区の発展に尽力した、山脇延吉の事蹟を顕彰した石碑です。もともと裏六甲地区は「神戸のチベット」とも呼ばれ、神戸の発展から取り残されていた地域でしたが、この地域に鉄道を敷設して観光および宅地の開発を展開した山脇をたたえるため、地元住民の発起で建てられたものです。観覧自由。

【道場郵便局】駅から南東へ、徒歩8分。未訪。

2005年7月29日

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