日前宮から南へと進んできた線路は、おおきく向きを左側、すなわち東側へ変えます。このカーブの途中に設けられているのが、竈山駅です。
駅舎はなく、駅前の広いスペースは自転車駐輪場として活用されています。現在は単式ホームのみの棒線駅ですが、かつては列車交換が可能だったようで、反対側にはうち捨てられたホーム跡が顔をのぞかせていました。
駅は病院の裏手に設けられており、駅北東側を通る道路からはホームがよく見えるもののこちら側へのアクセス手段はなく、周囲の道路からは駅へのアプローチがなかなかわかりにくくなっています。竈山駅からみて和歌山方に踏切があるため駅の所在は検討がつきますが、漫然と歩いていてはどこに駅の入口があるか判然としないかもしれません。
駅に近い竃山神社の名称から取られたものです。
山東軽便鉄道が大橋(現在は廃止)-山東(現・伊太祁曽)を開通させた際に設置された駅です。
駅から南西へ、徒歩8分。コメント準備中。
2008年4月10日
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