田中口で方角を東へ変えた列車は、しばらく直進してから再び南へと向きを変え、日前宮駅に到着します。
島式ホーム1面2線から成る駅で、和歌山側からみて最初の列車交換可能駅です。ホームはかなり狭くカーブを描いています。
かつては駅員が配置されており、現在でも出改札用の詰め所と思われる小さな建物がシャッターを下ろしながらも残っています。
駅名のとおり日前宮の最寄り駅で、駅周辺は和歌山駅付近から続いてる昔からの住宅街です。駅は自動車の行き違いがしにくい細い道路の突き当たりにあり、駅前広場などは設けられていません。
日前宮の最寄りであることから付けられた駅名です。
山東軽便鉄道が大橋(現在は廃止)-山東(現・伊太祁曽)を開通させた際に設置された駅で、当時は「秋月」と称しました。開業当時は現在の和歌山駅方面へは路線が延びていませんでしたが、1922年2月26日に東和歌山-秋月が開業して紀勢西線と接続し、旧線の秋月以西は廃止されました。
駅から徒歩1分。西側にある日前神宮、東側にある国懸神宮の総称です。コメント準備中。
2008年4月9日
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