屋代駅を出た屋代線の電車はしばらくしなの鉄道線と並行に進み、900メートルほど進んでから右へ分かれたのち、長野新幹線の高架下を抜けると、ほどなく東屋代駅に到着します。
単式ホームのみの棒線駅で、古い木造駅舎が残っています。駅舎の造作は鉄道施設というよりも民家に近く、切妻に巨大な庇を設けてその下を改札および待合室にするという、いささか安直な駅舎になっています。なお、筆者がこの駅を訪れたときには駅舎脇に洗濯物が干されており、実際に民家として使われているようです。
駅舎の内部はごくシンプルなつくりになっていますが、それでも出札窓口と簡単なラッチ、据え付けのベンチがあり、鉄道駅らしい雰囲気を出しています。
ホームの幅は比較的ゆったりしており、屋根などはないため見通しがよくなっています。ホームは比較的最近になって嵩上げされたようで舗装はきれいになっています。
駅の周辺は住宅地となっており、駅は民家の中をとおる路地を入ったところに設けられているため、少しわかりにくくなっています。屋代高校の最寄り駅ですが、しなの鉄道に屋代高校前駅が設置されたため、しなの鉄道沿線の高校生はそちらに逸走したものと思われます。
駅名の由来
特記事項なし。
歴史
河東鉄道が最初に屋代-須坂を開通させた際に設置された駅です。
- 【1922年6月10日】 河東鉄道の屋代-須坂間が開通し、開業。
周辺の見どころ
確認中。