信濃追分
しなのおいわけ
Shinanooiwake

信濃追分駅

 軽井沢から続く避暑地の玄関駅ですが、追分の別荘地からは大きく離れているため利用者は少なく、無人化されています。しなの鉄道の中では最も標高の高い駅です(955m)。

 対向式ホーム2面2線から成り、上下ホームは跨線橋で連絡し、北側の上りホーム東側に小ぶりな木造平屋の駅舎があります。待合スペースがごく小さく駅の大半が事務室として使われる構造だったため、現在の乗降客にとっては、単なる通路にしかなっていないのが残念なところ。事務室は、「暮らしの手帖社」の発行する季刊誌「あたらさん」の編集室として利用されています。ただし、この駅舎も、しなの鉄道の中期経営計画では改築対象となっており、いつまで持つか定かではありません。

信濃追分駅ホーム

長大ホームにポツンと年代物の待合室があります。《2005年11月5日撮影》

 駅のすぐ前を道路が横切っていますが、通行量が多いうえにかなりのスピードを出す自動車が多いため、通行には注意を要します。駅前の排水溝の蓋には、かつて横軽間で使われていたと思われるラックレールが転用されています。

駅名の由来

 確認中。

歴史

 1909年6月25日に、軽井沢と御代田の間に設置された、夏期限定の追分仮停車場が前身にあたります。1919年夏からは事実上の通年営業となり、1920年5月31日には一般営業を開始しています。この仮停車場は1923年10月1日付で書類上廃止され、同日から信濃追分駅と名乗り正規の駅となりました。貨物営業は1972年3月14日かぎりで廃止されています。

周辺の見どころ

 コメント準備中。

【軽井沢追分郵便局】駅正面右手、徒歩2分。未訪。

2007年2月12日

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