平成筑豊鉄道の拠点駅

金田
かなだ
Kanada

金田駅

 セメント工場への引き込み線があるほか、伊田線と糸田線との分岐駅でもあり構内は非常に広い。平成筑豊鉄道の本社もここにあり、駅員が常駐している。

 伊田線と糸田線の分岐駅であるほか、平成筑豊鉄道の本社や車両基地が設けられており、同社の拠点駅となっています。構内は非常に広いのですが、実際にディーゼルカーが行き来しているためわびしさは感じられません。また、基本的に窓口営業を毎日行っている唯一の駅でもあります。

 現在、駅本屋側の片面1線と、島式ホームに切り欠け式乗り場を設置した3線があり、しめて4つの乗り場から成ります。両ホームの間は跨線橋で連絡していますが、平成筑豊鉄道では他社接続駅を除けば跨線橋連絡は少なく、赤池、金田、糒の3駅のみです。特に高齢者には跨線橋の上り下りはきつく、上下移動の少ない構内踏切のほうが好まれるのでしょうか。

 金田駅からも各方面へ炭坑支線が伸びていましたが、筑豊炭田の縮小に伴い1970年代までに順次廃止されていきました。また、ごく最近まで金田駅構内から三井鉱山の専用線が伸びており、平成筑豊鉄道転換後もセメント列車が運行されて同社の安定収入源となっていましたが、2004年3月に三井鉱山が操業停止となり鉄道も廃止、これをもって平成筑豊鉄道からは貨物列車が消滅しています。

 金田から先はしばらく3つのレールが仲よく並んでいきますが、ほどなく左2線が伊田線となって伊田方面へ、右1線が糸田線となって後藤寺方面へ向かいます。両線は分かれても比較的近接したところを走りますが、それぞれの間にはごく低い丘陵が横たわるため、相互に見とおすことはできません。

乗り場

 駅本屋側から、1番線、2番線、3番線となります。3番線は切り欠け式になっていますがほとんど使われていないようで、主に1番線と2番線が使用されています。なお、番選別の発着路線については未確認。

駅名の由来

 旧金田町(2006年3月、赤池町および方城町と合併して福智町に)の中心に位置することから付けられたものです。金田の地名は古くからのものですが由来については人名、土色、神名、古文書、地形など諸説あ[1]るそうです。

歴史

 例によって、石炭およびセメントの盛衰とともに歩んできた駅です。

周辺の見どころ

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2003年10月19日
2008年11月19日、加筆修正

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