津奈木

つなぎ
Tsunagi
津奈木駅
▲津奈木駅駅舎《2005年3月7日撮影》

沈降海岸が形成した小盆地の中に設けられた、短いトンネルに挟まれている駅です。2面2線対向式で、列車交換が行われます。両ホームは跨線橋で連絡しており、駅舎は上り線側にあります。無人化されてかなりたっていますが、駅舎は第3セクター化を契機に大幅に改築されたようで、六角形の時計塔が偉容を誇ります。

駅のすぐ前を国道3号線が横切っており、自動車の往来が盛んですが、町の中心部は海側にあり、駅から離れているため、人の出入りはさほど活発ではありません。駅周辺には、畑のほか工場などが見られ、ややほこりっぽい印象を受けます。また、この津奈木で九州新幹線と交差していますが、新幹線の接続駅は南側に新設された新水俣で行われており、津奈木は新幹線と縁のない駅になっています。

乗り場

確認中。

駅名の由来

確認中。

歴史

1927年9月、八代-鹿児島の沿岸ルートの中で、最後の湯浦-水俣が開業した際に、中間駅として設置されました。貨物営業は、1961年9月30日かぎりで廃止されています。

周辺の見どころ

浜眼鏡橋【未訪】

駅から北西へ、徒歩10分。古川にかかる眼鏡橋で、壁石を使わずに輪石のみで作られた珍しいもので、1848年竣工。現在も、集落と集落を結ぶ小さな生活道路の一部として、現役で利用されています。この浜眼鏡橋のほか、中尾眼鏡橋、新村眼鏡橋など、薩摩藩から逃れてきた石工、三平の手による石橋が多く残っています。

重盤岩【未訪】

駅から北東へ、徒歩15分。角閃石安山岩質の礫岩から成る岩山で、農村の背後に歯をむき出している奇岩は、列車の窓からもよく見えます。地上からはモノレール(国交省認可の鉄軌道ではない)が通じています。

【肥薩おれんじ鉄道線】 八代肥後高田日奈久温泉肥後二見上田浦たのうら御立岬公園肥後田浦海浦佐敷湯浦津奈木新水俣水俣米ノ津出水西出水高尾野野田郷折口阿久根牛ノ浜薩摩大川西方薩摩高城草道上川内川内

2005年5月23日

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