旧栗野町の玄関口にあたる駅です。ホームは2面3線に側線が加わるという配線ですが、駅本屋前のレールはまったく使われておらず、実質的には1面2線の島式ホームのみで、跨線橋で駅舎と連絡しています。駅舎はブロック造りの横に長いもので、昭和40年代に多く見られたタイプのパターン化したもの。
駅は簡易委託のみで、集改札は行われていません。ホームには、発車の合図に用いられた鐘が吊されていました。
駅は湧水町役場にほど近いところにありますが、駅前はひっそりとしており、広々とした駅前広場が寒々しく、商店もさほど並んではおらず、駅前特有の活気は感じられませんでした。それでも、新規の造成が行われているようで、開発が今後進む可能性もあります。
停車列車 [2013年9月現在]
確認中。
乗り場
確認中。
駅名の由来
確認中。
歴史
横川(現・大隅横川)から吉松へ路線が延長された際に開業しました。1921年9月11日には、この駅から山野へ山野軽便線(のちの山野線)が開通し、2線の接続駅となりました。
1982年3月末かぎりで貨物営業は廃止されています。さらに国鉄末期、山野線は第2次特定地方交通線に選定され、JR九州継承後の1988年3月末かぎりで全線が廃止されました。現在の栗野駅は、広い構内を持てあましています。
- 【1903年9月5日】 開業。
周辺の見どころ
丸池湧水
駅から東へ、徒歩1分。霧島山麓に湧出するわき水の1つで、生活用水や灌漑用水として利用されています。名前とは異なる形状の三日月型をした池を中心に公園として整備され、夏には螢が見られるとのことです。