2020年7月4日に発生した令和2年7月豪雨に伴う災害のため、肥薩線は八代-吉松間が運休となっています。(2020年7月20日現在)
重厚な木造駅舎が健在な、対向式ホーム2面2線と中線から成る駅です。黒をベースとした板張りのほか、玄関周りに白の漆喰を用いることで、雰囲気が暗くなるのを巧みに回避しています。
駅舎の脇には3階建ての鉄筋のビルがあり、鉄道関係の施設と思われますが、詳細は不明です。
駅舎は、球磨川に並行して走る道路よりも少し高いところに位置しています。駅の周辺にはまとまった集落などはなく、数戸の民家が見られるのみです。駅からすぐのところに、球磨川にかかった橋を渡り、対岸を北へ進むと、小学校もある集落がありますが、駅の利用に直結しているかどうかは定かではありません。
歴史
八代-人吉が開通した際に設けられた駅です。坂本、一勝地、渡なども同日に開業しており、これらの各駅に共通して風格のある木造駅舎が健在なのは、単なる偶然ではなさそうです。
略年表(クリックまたはタップで開閉)
- 1908年(明治41年)6月1日
- 開業。
- 2020年(令和2年)7月4日
- 令和2年7月豪雨に伴う水害に伴い、肥薩線・八代-吉松間が運休。
その他
- 経済産業省、白石駅を「近代化産業遺産群33」を構成する産業遺産として認定。[2007年11月30日発表]