田川郊外の新設駅

一本松
いっぽんまつ
Ippommatsu

一本松駅

 香春を出ると、日田彦山線は田川の盆地地域になり、住宅が建て込む中、一本松駅に到着します。

 片面ホームのみの棒線駅で、ホームと少し間を置いて簡素な駅舎が設置されています。新設駅ということもあってシンプルな設備ですが、待合室や(閉鎖されているものの)窓口が設けられており、また自動券売機が設置されています。ただし、コンクリートブロックの駅舎の外側は、落書きによるものなのか塗り直しが目立ち、なんとも見苦しい状態になっています。隣接するビルに比べてはるかに薄汚く思えるのは残念。

一本松駅ホーム

一本松駅ホーム。《2008年11月2日撮影》

 駅のすぐ脇に「スーパーあそう」があり、駅はその駐車場に面しています。駅近くの道路から見ると駅前広場のように見えなくもありませんが、実際にはスーパーの脇に駅がスペースを借りているといったところでしょう。国道を挟んで反対側には、一本松病院があります。

 かつて、この一本松駅から150mほど南に行ったところで、添田線が分岐していました。日田彦山線の前身である旧小倉鉄道は、東小倉-石田-上香春(現、香春)-大任-上添田(現、添田)というルートを採っていましたが、香春から田川伊田へのルートが開通したのち、大任経由が添田線として分離したものの、同区間はすでに旅客の流動に対応した路線とはなり得ず収支係数は国鉄でも最悪の部類に属し、結局1985年3月に廃止されています。

停車列車 [2008年11月現在]

 快速は停車しません。

駅名の由来

 駅にほど近い稲荷神社の一本松によります。

歴史

 駅じたいはごく新しいものですが、この駅周辺の路線の動きはなかなかに複雑です。

周辺の見どころ

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2008年11月27日

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