田川における交通の結節点

田川後藤寺
たがわごとうじ
Tagawagotoji

田川後藤寺駅

 田川伊田と並ぶ、田川市の玄関口の駅です。駅舎は新しく改築されていますが、ホームや跨線橋には往年の風格が残っており、国鉄時代の様式の駅名標も見られます。

田川後藤寺駅跨線橋

風格のある跨線橋に年季を感じられる田川後藤寺駅。《2005年3月10日撮影》

 田川伊田と並ぶ、田川市の玄関口の駅です。日田彦山線のホームは北側2面2線と南側1面1線、後藤寺線のホームは南側1面1線となっており、南北に大きく分かれる格好になっていますが、ラッシュ時以外は駅舎に直結したホームのみが用いられているようです。駅舎は新しく改築されていますが、ホームや跨線橋には往年の風格が残っており、国鉄時代の様式の駅名標も見られます。

田川後藤寺駅ホーム

田川後藤寺駅ホーム。上屋支柱がいい味を出しています。《2008年11月2日撮影》

 駅舎は、構内の広さに比べるとコンパクトな平屋のものですが、始発から終発まで営業を行っており、「みどりの窓口」のほか直営の旅行センターも営業しており、営業上の拠点駅という位置づけになっています。改札口の上には案内用のモニタが設けられています。なお、田川伊田駅とは異なり平成筑豊鉄道の改札は分離されておらず、窓口と自動券売機のみが別々になっています。

田川後藤寺駅改札口

田川後藤寺駅改札口。《2008年11月2日撮影》

 駅の周辺には飲食店や各種商店が並ぶ商店街が形成されており、私が下車したときには、駅前の小料理屋から地元の人が出す威勢のいい声に圧倒されました。商店街はアーケードもある立派なものですが、シャッターを下ろして久しいと思われる店舗も少なくないようで、炭鉱都市として栄えた時代からの反動を感じさせます。

 西鉄の後藤寺バスターミナルへは歩いて3分ほどのところにあります。天神行きのバスが日中20分間隔で運転されており、JRは勝負になりません。

停車列車 [2008年11月現在]

 日田彦山線は、朝の上りに1本設定されている快速が停車します。

 後藤寺線は、朝の下りに1本設定されている快速が停車します。

乗り場

 0番線は切り欠け式ホームで後藤寺線用、ほかのホームは日田彦山線用ですが運行方向は便によって異なります。なお、2番線は平成筑豊鉄道の乗り場に割り当てられています。

駅名の由来

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歴史

 豊州鉄道の路線が行橋から伊田を経て、この後藤寺まで開通したのは1896年2月のこと。1897年10月20日には、のちに後藤寺線の一部となる起行(後藤寺-船尾、現在は廃止)までの区間が開業しています。

 伊田と同じ1982年11月3日に、「田川」を付した現在の駅名に改称されました。貨物営業は1984年1月31日かぎりで廃止されています。

周辺の見どころ

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《乗り換え》平成筑豊鉄道-糸田線(構内共用)

2005年3月25日
2008年11月27日、写真を追加のうえ加筆修正

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