西鉄貝塚線の起点は、路線名のとおり貝塚駅です。地図を見ると、何とも中途半端なところにターミナルを設けたものだと思いますが、実際には西鉄貝塚線の前身である博多湾鉄道汽船は新博多-和白間を開通させており、貝塚には駅はありませんでした。その後、貝塚以南は運転系統上西鉄福岡市内線に繰り込まれ、これによって貝塚以北が郊外鉄道として残ることになったしだいです。なお、貝塚以南の区間は地下鉄開通前の1979年2月に廃止されています。
貝塚駅は頭端式の地平ホーム1面2線から成ります。また福岡市営地下鉄箱崎線のホームおよび改札口も同一平面上にあることから、フルフラットで乗り換えることができます。櫛形ホームが向かいあっているのは珍しく、ちょうどJR東日本の新庄駅のようになっています。そのいっぽうで、地下鉄の線路と貝塚線の線路がそれぞれ駅の脇に伸びているため、駅の外に出るには、いったん2階以上に出なければいけないというつくりになっています。
貝塚駅のホームから東側を見ると、JR鹿児島本線の列車が見えますが、JRには駅はありません。
乗り場
西側から順に、1番線、2番線となります。
- 1-2.貝塚線下り 西鉄香椎、西鉄新宮方面
駅名の由来
確認中。
歴史
なかなかに変化の大きい駅です。
- 【1924年5月23日】 博多湾鉄道汽船によって新博多-和白間開業。この時点では駅未設置。
- 【1950年4月20日】 西鉄宮地岳線「西鉄多々良」駅開業。
- 【1954年3月5日】 西鉄博多-西鉄多々良間を運転系統上福岡市内線に編入、西鉄多々良駅は「競輪場前」と改称のうえ乗換駅となります。
- 【1962年11月1日】 駅名を「貝塚」に変更。
- 【1979年2月11日】 西鉄宮地岳線千鳥橋-貝塚間廃止、貝塚駅が正式に始発駅となります。
周辺の見どころ
確認中。