高千穂鉄道

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【URL】 http://www.t-railway.co.jp/

★1994年3月10日、高千穂にて完乗。

高千穂線

 特定地方交通線に指定された旧国鉄高千穂線を継承した、営業キロ50.0kmの路線です。

 国鉄時代、当初は「日ノ影線」という路線名で、1935年2月20日に延岡から日向岡本が開通したのを皮切りに、川水流、槇峰と延長され、1939年10月11日には日ノ影(現、日之影温泉)まで開通しました。この状態が長らく続きましたが、1972年7月22日に日ノ影から高千穂まで延伸され、この際に路線名が「高千穂線」と改称されています。国鉄末期には第2次特定地方交通線として廃止対象路線となり、JR九州への承継を経て、1989年4月28日に高千穂鉄道へ転換されました。

 日豊本線の延岡から、五ヶ瀬川に沿って山へと分け入って進んでいきます。日本で最も高い鉄道橋である高千穂橋梁が名高く(水面からの高さ105m)、乗降客へのサービスとして、同橋梁上を通過する列車は徐行運転を行っています。終点の高千穂をはじめとして日本神話の世界になじみの深い観光地が多いのが特徴で、また行縢、川水流など難読駅名が多い路線としても知られています。

 旅客の減少に伴い先行きが危ぶまれていたところ、2005年9月に九州地方を襲った台風14号に伴う大雨で壊滅的な被害を受けて全線にわたり長期の運休を余儀なくされており、復旧が困難である延岡-槇峰については同年12月に廃止が決定、2007年9月6日に正式廃止予定となっています。残る区間については、新会社「神話高千穂トロッコ鉄道」が経営を継承する予定となっています。

(2007年1月1日)

延岡-槇峰間は2007年9月6日に、残る槇峰-高千穂間も2008年12月28日に正式に廃止されました。

(2010年10月3日)

駅一覧

△延岡★西延岡★行縢★細見★日向岡元★吐合★曽木★川水流★上崎★早日渡★亀ヶ崎★槇峰★日向八戸★吾味★日之影温泉★影待★深角★天岩戸高千穂

(注)△は写真未掲載駅、★は未乗降駅です。

乗車履歴

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