3郊外線と軌道線が集結するターミナル

松山市

まつやまし Matsuyamashi
松山市駅
▲松山市駅外観《2007年7月7日撮影》

 

松山市駅地上改札口
【写真1】松山市駅地上改札口。四国で自動改札機が見られるのはこの松山市駅だけです。《2007年7月7日撮影》

高浜、横河原、郡中の伊予鉄道郊外3線が集結するターミナル駅です。駅前には道後温泉方面へ向かう市内線電車も乗り入れており、松山における鉄軌道交通の一大結節点となっています。地元では、JR松山駅と区別するために「市駅(しえき)」と称されています(南海和歌山市駅でも同様の現象が見られます)。

駅ビルには「いよてつ高島屋」が入っています。かつてはそごうとの共同出資で「いよてつそごう」が入居していましたが、そごうグループの経営破綻に伴って伊予鉄道は高島屋と提携し、現在の形態になっています。

改札は地上と地下に1個所ずつ設けられています。他の駅と同様にICカードリーダ/ライタが設置されているほか、伊予鉄道はおろか四国全体でも唯一、磁気券対応の自動改札機があわせて設置されています。地上改札口はアーチを描く天井が印象的な広いコンコースを備えており、地方中小私鉄としては国内トップクラスの設備といえましょう。改札の脇にはサービスセンターも設けられています。

 

松山市駅ホーム
【写真2】松山市駅ホーム。《2007年7月7日撮影》

高浜、横河原、郡中の伊予鉄道郊外3線が集結するターミナル駅です。駅前には道後温泉方面へ向かう市内線電車も乗り入れており、松山における鉄軌道交通の一大結節点となっています。地元では、JR松山駅と区別するために「市駅(しえき)」と称されています(南海和歌山市駅でも同様の現象が見られます)。

ホームは地平に2面3線が設けられています。基本的に、高浜線と横河原線が直通運転を行い、郡中線がこの両線に接続する形になっています。高浜方面と郡中線は同一ホーム乗り換えが可能で、横河原方面との間は地下道で連絡しています。なお、高浜方面行き乗り場と郡中線ホームの間には切りかけ式ホームの痕跡がありますが、レールは敷設されていません。

いよてつ高島屋百貨店の屋上には大観覧車「くるりん」があり、同百貨店が四国で最大規模の店舗であることもあって、駅が町全体のランドマークとなっています。百貨店から北側にはこれまた四国唯一の地下街が広がっており、松山市の繁華街のひとつとなっています。

乗り場

北側から順に、1番線、2番線、3番線となります。

  • 1.横河原線 梅本、横河原方面
  • 2.高浜線  三津、高浜方面
  • 3.郡中線  松前、郡中港方面

駅名の由来

確認中。

歴史

1888年10月に松山側のターミナルとして開業し、中間駅の古町、終着駅の三津とともに四国で最も古い駅です。当時は「松山」と称しましたが、1889年7月20日に「外側」と改称しましたが、1902年6月1日に「松山」に戻しています。

その後、1927年3月1日、国鉄讃予線(現在のJR予讃線)が松山まで開通するとともに、国鉄のターミナル駅が「松山」と称するため改称を余儀なくされ「松山市」の名称となり、現在にいたっています。

1888年10月28日
開業。
2014年2月16日
ICカード乗車券普及に伴い、自動改札機撤去[1]
2017年4月28日
観光案内所「市駅前サービスステーション」オープン[2]

周辺の見どころ

確認中。

  1. 伊予鉄道お知らせ「松山市駅自動改札機の撤去について」 (2014年2月4日)。
  2. 伊予鉄道プレスリリース「市駅前に観光情報拠点が誕生! ~市駅前サービスステーション 伊予鉄西ビル1F~」[PDF] (2017年4月1日)。

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