高浜、横河原、郡中の伊予鉄道郊外3線が集結するターミナル駅です。駅前には道後温泉方面へ向かう市内線電車も乗り入れており、松山における鉄軌道交通の一大結節点となっています。地元では、JR松山駅と区別するために「市駅(しえき)」と称されています(南海和歌山市駅でも同様の現象が見られます)。
駅ビルには「いよてつ高島屋」が入っています。かつてはそごうとの共同出資で「いよてつそごう」が入居していましたが、そごうグループの経営破綻に伴って伊予鉄道は高島屋と提携し、現在の形態になっています。
改札は地上と地下に1個所ずつ設けられています。他の駅と同様にICカードリーダ/ライタが設置されているほか、伊予鉄道はおろか四国全体でも唯一、磁気券対応の自動改札機があわせて設置されています。地上改札口はアーチを描く天井が印象的な広いコンコースを備えており、地方中小私鉄としては国内トップクラスの設備といえましょう。改札の脇にはサービスセンターも設けられています。
高浜、横河原、郡中の伊予鉄道郊外3線が集結するターミナル駅です。駅前には道後温泉方面へ向かう市内線電車も乗り入れており、松山における鉄軌道交通の一大結節点となっています。地元では、JR松山駅と区別するために「市駅(しえき)」と称されています(南海和歌山市駅でも同様の現象が見られます)。
ホームは地平に2面3線が設けられています。基本的に、高浜線と横河原線が直通運転を行い、郡中線がこの両線に接続する形になっています。高浜方面と郡中線は同一ホーム乗り換えが可能で、横河原方面との間は地下道で連絡しています。なお、高浜方面行き乗り場と郡中線ホームの間には切りかけ式ホームの痕跡がありますが、レールは敷設されていません。
いよてつ高島屋百貨店の屋上には大観覧車「くるりん」があり、同百貨店が四国で最大規模の店舗であることもあって、駅が町全体のランドマークとなっています。百貨店から北側にはこれまた四国唯一の地下街が広がっており、松山市の繁華街のひとつとなっています。
歴史
1888年10月に松山側のターミナルとして開業し、中間駅の古町、終着駅の三津とともに四国で最も古い駅です。当時は「松山」と称しましたが、1889年7月20日に「外側」と改称しましたが、1902年6月1日に「松山」に戻しています。
その後、1927年3月1日、国鉄讃予線(現在のJR予讃線)が松山まで開通するとともに、国鉄のターミナル駅が「松山」と称するため改称を余儀なくされ「松山市」の名称となり、現在にいたっています。
- 1888年10月28日
- 開業。
- 2014年2月16日
- ICカード乗車券普及に伴い、自動改札機撤去[1]。
- 2017年4月28日
- 観光案内所「市駅前サービスステーション」オープン[2]。