開業当初からの木造駅舎ががんばる

元山

もとやま Motoyama
元山駅
▲元山駅駅舎《2008年7月5日撮影》

 

元山駅ホーム
【写真1】元山駅ホーム。庇の鋸歯装飾に注目。《2008年7月5日撮影》

木太東口の先で長尾街道に沿うようになると、ほどなく片面ホームから成る元山駅に到着します。

高松電気軌道として開業した当初からの木造駅舎が、現在でも健在です。どうということもない切妻屋根ですが、庇が鋸刃状に細工されているのが特徴で、これは高松電気軌道の社章をモチーフにしたもの。窓が少ない下見板貼りの外壁とあわせて、凝っているものの野暮ったさがぬぐえないという、不思議な建物になっています。滝宮琴電志度と同様にパステル調の塗装になっていますが、やはりここはオリジナルのカラーを残してほしかったところです。なお、開業当時の駅舎には外壁などほとんどなく、素通し同然のものだったそうです[1]

 

元山駅改札
【写真2】元山駅改札口。《2008年7月5日撮影》

待合室内には据え付け式のベンチや電照式の電車到着表示、IruCa対応簡易改札機などが置かれています。

駅周辺は住宅地で、マンションや県営住宅が駅の近くに建っていますが、琴平線や志度線の沿線に比べて宅地化のテンポがゆるやかなのか、現在でも空き地があちこちに見受けられます。この元山の先で、水田が急に広がるようになります。

駅名の由来

確認中。

歴史

詳細は確認中。

1912年4月30日
高松電気軌道の出晴-長尾間が開業した際、元山駅開業。
1943年11月1日
高松琴平電気鉄道発足に伴い、琴電長尾線の駅となります。

周辺の見どころ

確認中。

その他

  • 経済産業省、元山駅本屋を「近代化産業遺産群続 33」を構成する産業遺産として認定。[2009年2月6日発表]
  1. 大島一朗『ことでん長尾線のレトロ電車』JTBパブリッシング、2006年、38-39ページ。

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