私的定義・駅への乗降

「駅の写真館」掲載基準

「駅の写真館」は、日本全国の鉄道駅を対象としたデータベースですが、基本的には、管理人である脇坂が乗降した駅について、その印象などを写真とともに綴り、蓄積していくものです。ただし、未乗降駅についても、駅のデータベースという性質上、随時掲載していきます。

臨時駅については、連続する2年以内において旅客営業(定期券所持者のみ営業している場合、貸切列車やイベント列車の発着のみの場合を除く)が行われている駅は、これを対象として掲載します。これ以外については原則として掲載しません(リストにのみ掲載)。ただし、脇坂が乗降したものについては掲載しています。

廃止された駅については、脇坂が乗降したものについてのみページを掲載し、それ以外はすべて省略しています。

基本的に、JR線は「日本国有鉄道線路名称」に、それ以外の路線は『駅名事典』(第5版。中央書院;1995)に準じていますが、明確に別位置に存在している駅や改札外乗り換えを必要とする駅は、それぞれ別個の駅として扱っています。例えば、JR東日本の浜川崎駅(南武線と鶴見線)、東京都の蔵前駅(浅草線と大江戸線)、JR九州の折尾駅(鹿児島本線と筑豊本線短絡線)など。

複数の鉄道事業者が構内を共用し、なおかつ同一ホーム内に異なる事業者の列車が混在して運行されている(相互直通運転を含む)場合は、一路線の列車に乗降した場合に当該路線を運営する事業者の駅に乗降したものとみなし、これ以外の事業者については乗降していないと判断します。この際、駅の運営主体は考慮しません。このため、相互乗り入れ区間やJRの境界駅についても、それぞれ別の駅とみなしています。

また、乗降記録はあくまでも個人的な記録なので、記録がかなりそろっている1985年3月以降に乗降した駅のみを乗降済みと扱います(1985年3月は、私が小学校を卒業したときです)。また阪神間の一部の駅については、毎週のように乗り降りしていたものもあるなど、具体的な初乗降の記録そのものにあまり意味がないため、記録を省略しているケースもあります。

以上の原則をまとめると、以下のようになります。

乗降の基準

「乗降駅」の基準は、その駅から列車に乗った、あるいはその駅で列車から降りた、のいずれかを行った駅とします。下車は、基本的に“駅の外で自由に活動できる”状態になった場合に限定します。

「乗車した」および「下車した」のいずれかで「乗降した」と判断します。

乗降したと見なす場合

駅から列車に乗った場合→「乗車」
当該鉄道以外で駅にアプローチし、その駅から列車に乗れば、自動的に「乗車した」と判断します。ただし、下車を伴わない単なる乗り換え、乗り継ぎの場合は含みません。
改札を行っている駅で、列車から降りて改札口を通り、駅の外に出た場合→「下車」(例外あり)
最も一般的なパターンです。長時間停車の際に駅の外に出た場合なども、改札口の外に出れば下車と判断します。この場合、駅の構内から外に出ることを原則とします。
改札を行わない駅で、列車から離れて駅構内から外に出た場合→「下車」(例外あり)
無人駅で列車からホームに降りただけでは下車とは判断しません。駅構内の範囲は明確ではありませんが、だいたい駅舎をはさんでホームの反対側へ、あるいはそれに準ずる場所に出たときを下車と判断します。

乗降したと見なさない場合

列車に乗らず、ホームに出入りしたのみの場合
自家用車や徒歩などで駅にアクセスし、列車に乗らずに駅の見学のみの場合は、乗降とは見なしません。
事故あるいは便宜措置などにより、本来とは異なる扱いで改札を通った場合
運転抑止に伴う代替輸送手段からの乗り換えなどの場合です。ただし、乗り換えの便を遅らせた場合、乗り継ぎの時間が十分にあり何らかの行動を取った場合については、例外的に乗降と扱います。
列車代行バスに乗り降りした場合
列車代行バスへの乗降は、営業上は通常の鉄道と同様の乗降となりますが、ここでは乗降とは見なしません。

以上の原則をまとめると、以下のようになります。