ダム建設で山間部へ移動

芦ノ牧温泉南

あしのまきおんせんみなみ
Ashinomakionsemminami
芦ノ牧温泉南駅
芦ノ牧温泉南駅。2020年1月23日

温泉アクセスには向きません

芦ノ牧温泉南駅に停車中の会津若松行列車
写真1芦ノ牧温泉南駅に停車中の会津若松行列車。2020年1月23日

芦ノ牧温泉南駅は、その名の通り芦ノ牧温泉の南側に位置している駅ですが、芦ノ牧温泉へは芦ノ牧温泉駅からバスで移動するのが一般的です。利用者の大多数は地元の人と思われます。

ホーム中央部分以外はコケが

芦ノ牧温泉南駅ホーム(奥は会津若松方)
写真2芦ノ牧温泉南駅ホーム(奥は会津若松方)。2020年1月23日

ホームは大川ダム公園と同様に傾斜地上にありますが、ホームの部分は比較的幅があり、東側にはコンクリートの擁壁になっています。設計当初はある程度長い編成の列車も念頭に置いていたようですが、ホーム中央部分以外はコケが存在感を示しています。

大川ダム公園と同様、大川ダム建設に伴う国鉄会津線移設によって移転した駅です。そのせいか、万事無機質な印象があります。

ホームからは人造湖と山が見えます

芦ノ牧温泉南駅ホームから若郷湖と小野岳を望む
写真3芦ノ牧温泉南駅ホームから若郷湖と小野岳を望む。2020年1月23日

駅ホームの正面には、阿賀川が大川ダムでせき止められてできた人造湖である若郷湖と、その先にある小野岳を見ることができました。私が下車した時には、なぜか駅構内と道路を隔てるフェンスが一部開いており、ホームから飛び降りて歩いて行きたくなりました。

案内板があります

ホームから出口を見る
写真4ホームから出口を見る。2020年1月23日

ホームから外に出るための出口は1カ所のみで、ここに掲示されている案内板には芦ノ牧温泉観光協会の電話番号が書かれていました。芦ノ牧温泉へ行こうとする観光客が間違えてここで下車した場合を想定したものでしょう。ベンチの脇には清掃用具がたくさん置かれていました。

階段には木のスロープ

階段をホームの高さから見上げる
写真5階段をホームの高さから見上げる。2020年1月23日

ホームは駅舎よりも低い位置にあるため階段を上ることになりますが、手押し車を移動させるためと思われる木のスロープが渡されていました。前述の清掃用具や各種機械を行き来させるのでしょうか。

待合室は駅舎内に

芦ノ牧温泉南駅待合室
写真6芦ノ牧温泉南駅待合室。2020年1月23日

階段を上った先に駅舎があり、正面には待合室がありました。狭いながらもしっかり扉は閉まりますが、階段を移動するため、列車が到着する少し前に出る必要があります。

駅舎はRC造平屋建で、しっかりした屋根があり重量感を与えます。駅舎とは別に、倉庫または詰め所と思われる別棟の建物がありました。

駅正面には小公園が

芦ノ牧温泉南駅正面
写真7芦ノ牧温泉南駅正面。2020年1月23日

駅正面には大きな広場があります。駅正面を左右に通っている道路沿いに民家が集まってはいますが、駅周辺に集落が形成されているという雰囲気はありませんでした。

広場の先には小公園があり、旧桑原駅の駅名標が建てられています。

停車列車

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駅名の由来

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歴史

詳細は確認中。

略年表(クリックまたはタップで開閉)
1932年(昭和7年)12月22日
国有鉄道(鉄道省)会津線・上三依(現、芦ノ牧温泉)-湯野上(現、湯野上温泉)間が開業し、「桑原(くわばら)」駅開業。
1971年(昭和46年)8月28日
この日限りで貨物営業廃止。
1980年(昭和55年)11月30日
大川ダム建設に伴い、新線上に移転。
1987年(昭和62年)4月1日
国鉄の分割民営化に伴い、JR東日本の駅となります。
1987年(昭和62年)7月16日
JR会津線(第2次特定地方交通線指定:西若松-会津高原間)が会津鉄道に転換、同社の駅となります。この際、駅名を「芦ノ牧温泉南」に変更。

駅周辺

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近隣の見どころ

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