かつては木材の搬出で賑わう
阿仁川に小又川が合流する場所に形成された盆地につくられた前田地区の中心駅です。かつては木材の搬出で賑わったものと思われますが、1982年11月に国鉄阿仁合線から貨物列車が姿を消すとともに貨物扱いも廃止され、今では旅客列車が行き違いを行うのみとなっています。
阿仁川に小又川が合流する場所に形成された盆地につくられた前田地区の中心駅です。かつては木材の搬出で賑わったものと思われますが、1982年11月に国鉄阿仁合線から貨物列車が姿を消すとともに貨物扱いも廃止され、今では旅客列車が行き違いを行うのみとなっています。
相対式ホーム2面2線から成ります。駅本屋は西側にあり、東側にある下りホームとの間は鷹巣方にある構内踏切で連絡しています。
下りホームは比較的新しく設けられたものか、鉄骨の上にサイドボードを渡した簡素なつくりのものでした。下りホームには小ぶりな待合室が設置されていました。
この駅の特徴は、駅舎が温泉併設コミュニティ施設「クウィンス森吉」と一体化していることです。秋田内陸線沿線でも“駅内温泉”の存在はかなりアピールされており、温泉目当ての沿線住民がかなりこの駅を利用するようです。改札口にもこれでもかとばかりに温泉マークが掲示されていました。
有人駅で、乗車券類は出札窓口で購入できます。駅舎の入っている「クウィンス森吉」は、地元の秋田県森吉町(当時)が自治省(当時)の「まちづくり特別対策事業」の指定を受けて建設したもので、鉄筋コンクリート造3階建、1階が駐車場、2階が改札口と浴場、3階が大広間と休憩室となっています[1]。温泉設備のある駅舎は、秋田県では初とのこと[2]。
改札口の正面が出口、左側が浴場入口になります。浴場はそれなりに広いのですが、鉄道駅直結のため、列車の動きとともに人の動きも盛んになり、繁閑の差がかなり大きいのが難でしょうか。大広間やカラオケルームなどがありますが、建設当時の設備にメンテナンスが追いついておらず老朽化や陳腐化が非常に目立ちます。また、設備が基本的に中高齢者向けになっており、若い女性に受けるタイプの施設にはなっていません。地元への福祉施設としてはさておき、これで観光客を呼び寄せたとしても、リピーターは付かないのでは。
駅前にはかなりゆったりした広さの駐車場が整備されています。果たしてこれを駅前広場と呼んでよいのかどうか、いささかためらいはありますが。
駅舎自体はホームと同じ高さにありますが、西側が低地になっているため、階段を下りることになります。
駅前は阿仁川右岸に形成された集落と商店街に面していますが、国道105号線は対岸を通っていることから、自動車の行き来はそう多くはありません。駅正面には、看板建築を擁する商店が並んでいます。
急行「もりよし」を含む全列車が停車します。
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