丘陵地帯へ分け入る
秋田内陸線が米代川をわたり、しだいに丘陵地帯へと分け入っていく部分の最初に設けられている駅が、小ヶ田です。
秋田内陸線が米代川をわたり、しだいに丘陵地帯へと分け入っていく部分の最初に設けられている駅が、小ヶ田です。
国鉄時代からの駅ではありますが、片面ホームに簡素な待合室がすべてという無人駅で、吹きさらしのホームの周辺は水田ばかりが広がっています。駅の北側には民家が数戸ありますが、集落と呼べるかどうかは微妙な規模でしょう。
大館能代空港への最寄り駅ですが(南東に約3km)、空港と駅を結ぶ公共交通機関はなく、駅周辺にはタクシーの影もないことから、アクセス駅としては機能していません。なお、地図を見ると空港へ通じる道路は北に不自然に曲がって小ヶ田駅前を経由していますが、これは小ヶ田駅に敬意を表した結果ではなく、後述の伊勢堂岱遺跡が発見されたためです。
急行「もりよし」が停車します。
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駅から南へ、徒歩5分。縄文時代後期前半の大規模な祭祀場で、環状列石や配石遺構、掘立柱建物跡などが発見されています。現在は国の史跡に指定され、調査研究が継続中です。このため遺跡公園としての整備はまだ本格的には行われてはいませんが、一部説明板などが設けられました。駅から近いので、列車待ちの間に見学可。将来は秋田内陸線沿線で最大の観光資源になり得るのですが、それまで鉄道が持つかどうかが心配。出入り自由。
【Map】OpenStreetMap / Google Map / Mapion