水田が広がる中にホームがポツンと

縄文小ヶ田

じょうもんおがた
Jōmongata
縄文小ヶ田駅
縄文小ヶ田駅(当時は小ヶ田駅)。2011年11月19日

丘陵地帯へ分け入る

小ヶ田駅を発車する鷹巣行列車
写真1小ヶ田駅を発車する鷹巣行列車。2011年11月19日

秋田内陸線が米代川をわたり、しだいに丘陵地帯へと分け入っていく部分の最初に設けられている駅が、小ヶ田です。

吹きさらしのホームに簡素な待合室のみ

小ヶ田駅ホーム(奥は角館方)
写真2小ヶ田駅ホーム(奥は角館方)。2011年11月19日

国鉄時代からの駅ではありますが、片面ホームに簡素な待合室がすべてという無人駅で、吹きさらしのホームの周辺は水田ばかりが広がっています。駅の北側には民家が数戸ありますが、集落と呼べるかどうかは微妙な規模でしょう。

空港には近いがアクセス機能はなし

小ヶ田駅駅前
写真3小ヶ田駅駅前。2011年11月19日

大館能代空港への最寄り駅ですが(南東に約3km)、空港と駅を結ぶ公共交通機関はなく、駅周辺にはタクシーの影もないことから、アクセス駅としては機能していません。なお、地図を見ると空港へ通じる道路は北に不自然に曲がって小ヶ田駅前を経由していますが、これは小ヶ田駅に敬意を表した結果ではなく、後述の伊勢堂岱遺跡が発見されたためです。

停車列車 [2020年3月現在]

急行「もりよし」が停車します。

駅名の由来

確認中。

歴史

詳細は確認中。

略年表(クリックまたはタップで開閉)
1963年(昭和38年)12月10日
開業。当初から旅客のみの取扱いでした。
1986年(昭和61年)11月1日
国鉄阿仁合線(第2次特定地方交通線指定:鷹ノ巣-比立内間)が秋田内陸縦貫鉄道に転換、同社秋田内陸北線の駅となります。
2020年(令和2年)3月14日
駅名を「小ヶ田」から「縄文小ヶ田」に変更。あわせて、急行「もりよし」が停車するようになります[1]

駅周辺

確認中。

近隣の見どころ

伊勢堂岱遺跡

駅から南へ、徒歩5分。縄文時代後期前半の大規模な祭祀場で、環状列石や配石遺構、掘立柱建物跡などが発見されています。現在は国の史跡に指定され、調査研究が継続中です。このため遺跡公園としての整備はまだ本格的には行われてはいませんが、一部説明板などが設けられました。駅から近いので、列車待ちの間に見学可。将来は秋田内陸線沿線で最大の観光資源になり得るのですが、それまで鉄道が持つかどうかが心配。出入り自由。

  1. 秋田内陸縦貫鉄道 トピックス「【時刻表掲載しました】「2020年3月14日時刻改正」及び「小ヶ田駅の駅名改称」についてのお知らせ!(2020年3月6日)。

このページの先頭へ