在来線は青い森鉄道の管理駅に

八戸

はちのへ Hachinohe
八戸駅在来線改札口
▲八戸駅在来線改札口《2016年6月25日撮影》

2社の電車にJRの気動車が集まる

八戸駅ホーム
【写真1】八戸駅ホーム。《2010年12月4日撮影》

八戸は、JR東日本が運営する東北新幹線と八戸線、経営分離された第3セクター鉄道である青い森鉄道が運営する青い森鉄道線の結節点です。

東北新幹線の盛岡-八戸間が開通した際に、並行在来線である東北本線の盛岡-八戸間が青い森鉄道に移管されました。この時点では、東北本線の八戸-青森間はJR東日本の経営だったため、在来線のエリアは従来どおりJR東日本が管理していましたが、2010年12月には東北新幹線の八戸-新青森間開通によって東北本線の八戸-青森間も青い森鉄道に移管。これに伴い、八戸駅のうち在来線のエリアは、青い森鉄道の管理となりました。JRの路線としては八戸線が健在ですが、これは青い森鉄道の八戸駅に乗り入れるという形になります。

なお、在来線八戸駅の経営移管にあわせ、新幹線コンコースと在来線コンコースの間に設けられていた連絡改札口が閉鎖されました。これによって、例えば新幹線利用者が八戸線に乗り換えて本八戸に行く場合などは、いったん新幹線の改札口を出て、あらためて在来線改札口に入り直す必要がでました。2社間の精算合理化のためでしょうが、何とも融通の利かない処置ではあります。いっぽう、青い森鉄道とJR八戸線のあいだは構内を共用しており、またJRのディーゼルカーが両社を直通運転する便も設定されています。

乗り場

東側から順に、1番線、2番線…となります。

  • 1.八戸線下り 本八戸、久慈方面
  • 1.八戸線下り 本八戸、久慈方面/青い森鉄道線下り 野辺地、青森方面/上り 三戸方面
  • 3-5.青い森鉄道線下り 野辺地、青森方面/上り 三戸方面

駅名の由来

確認中。

歴史

日本鉄道開業当初からの駅です。なお、本項では現在の青い森鉄道の直接の前身に当たる旧東北本線の歴史について説明します。

1891年9月1日
日本鉄道の盛岡-青森間が開業した際、「尻内」駅開業。
1906年11月1日
日本鉄道が国有化され、官設鉄道(逓信省鉄道局)の駅となります。
1971年4月1日
駅名を「八戸」と改称。
1986年10月31日
この日かぎりで貨物営業廃止。
1987年3月31日
貨物営業再開。
1987年4月1日
国鉄の分割民営化に伴い、JR東日本の駅となります。
2002年12月1日
東北新幹線・盛岡-八戸間が開業したことに伴い、目時-八戸間が青い森鉄道に移管され、同社の駅となります。
2010年12月4日
東北新幹線・八戸-新青森間が開通したことに伴い、東北本線の八戸-青森間が青い森鉄道に移管され、八戸駅から東北本線消滅、JR八戸線との共同使用駅となります。

周辺の見どころ

確認中。

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