小川原湖へのアクセス拠点

上北町

かみきたちょう Kamikitacho
上北町駅
▲上北町駅駅舎《2013年6月30日撮影》

中線が今でも使われています

上北町駅ホーム
【写真1】上北町駅ホーム。《2012年11月18日撮影》

旧上北町が発足した際にその名を冠することとなった上北町駅は、同町の名称が合併によって消滅した現在でも、駅名を変えることなく残っています。中線が残る2面3線の配線になっていましす。

すっきりした木造駅舎

上北町駅駅舎をホーム側から見る
【写真2】上北町駅駅舎をホーム側から見る。《2012年11月18日撮影》

時間帯によっては無人になりますが、制服を着た窓口の係員が出改札を行っています。

古典的な鉄道駅らしい風景

上北町駅構内(奥は青森方)
【写真3】上北町駅構内(奥は青森方)。《2012年11月18日撮影》

構内はなかなか広く、2面3線に加えて側線も残っています。このほか、保守作業等を行う係員用の建物も見られ、古典的な鉄道駅らしい風景が跨線橋からよく見えます。

ホームに屋根がぬっとせり出す

駅舎の軒を横から見る
【写真4】駅舎の軒を横から見る。《2012年11月18日撮影》

駅舎は木造平屋建て、切妻屋根のシンプルなものに車寄せが付いているというスタイルですが、横から見るとホーム側へと軒がぬっと延びています。軒は古レールで支えられています。上屋がなかった当時、この軒下で列車を待つことを想定していたのかもしれません。

駅舎内はゆったりと

上北町駅駅前
【写真5】上北町駅駅舎内。《2012年11月18日撮影》

駅舎は比較的大きく、待合室はゆったりしたスペースを確保しています。青い森鉄道の待合室にはよく見られる光景ですが、ここでも本がたくさん置かれており、列車待ちの間に退屈することはありません。冬季は、ストーブを囲むようにベンチが置かれます。

素朴な感じの車寄せ

上北町駅玄関
【写真6】上北町駅玄関。《2012年11月18日撮影》

玄関部分には車寄せが設けられています。特に装飾などはなく、実用的なデザインになっています。

レンガ倉庫が健在

上北町駅にあるレンガ倉庫
【写真7】上北町駅にあるレンガ倉庫。《2012年11月18日撮影》

駅舎の脇には、レンガ積みの倉庫が健在でした。この種の施設は、日々出入りして使われるタイプのものではないこともあって、古いものがそのまま残ることが多いのですが、それでも近年では姿を消しつつあります。

駅前には商店が並ぶ

上北町駅駅前
【写真8】上北町駅駅前。《2012年11月18日撮影》

駅前には小商店が並んでいます。タクシーが常駐しており、水産資源の豊富な小川原湖へのアクセス拠点でもあります。

停車列車 [2016年6月現在]

快速は、下り2本と上り1本が通過します。

乗り場

西側(駅本屋側)から順に、1番線、2番線、3番線となります。

  • 1.青い森鉄道線下り 野辺地、青森方面
  • 2.青い森鉄道線上り 八戸、目時方面
  • 3.青い森鉄道線上り 八戸、目時方面

駅名の由来

確認中。

歴史

日本鉄道開業当初からの駅です。

1891年9月1日
日本鉄道の盛岡-青森間が開業した際、「沼崎」駅開業。
1906年11月1日
日本鉄道が国有化され、官設鉄道(逓信省鉄道局)の駅となります。
1959年10月1日
駅名を「上北町」に変更。
1972年3月14日
この日かぎりで貨物営業廃止。
1987年4月1日
国鉄の分割民営化に伴い、JR東日本の駅となります。
2010年12月4日
東北新幹線新青森開業に伴い、JR東日本の八戸-青森間が青い森鉄道に移管され、同社の駅となります。

周辺の見どころ

確認中。

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