国鉄型配線が生きています
三戸地区の玄関駅という位置づけになっている三戸駅は、コンクリート造り横長のしっかりした駅舎を持っており、拠点駅らしさをうかがわせます。「三戸地区」と書いたのは、この駅は三戸町にはなく南部町にあり、しかし三戸町へのアクセス拠点にもなっているためです。
国鉄標準型といえる2面3線の配線になっており、中線は今でも生きています。
三戸地区の玄関駅という位置づけになっている三戸駅は、コンクリート造り横長のしっかりした駅舎を持っており、拠点駅らしさをうかがわせます。「三戸地区」と書いたのは、この駅は三戸町にはなく南部町にあり、しかし三戸町へのアクセス拠点にもなっているためです。
国鉄標準型といえる2面3線の配線になっており、中線は今でも生きています。
改札口は国鉄時代からまったく変わっていないようで、金属製のラッチが今なお健在です。ラッチの脇には「さんのへ」とひらがなで書かれており、その下に観光案内板があります。もっとも、列車から降りた人はまっすぐ改札口に向かうものと思われ、この案内板はほとんど目を向けられていないのでは。
待合室の内部は広くゆったりとしていますが、かつて存在していたと思われる売店は撤去されており、床面の色がそこだけ少し変わっていました。有人駅で、自動券売機も設置されています。
三戸駅では、国鉄末期の1984年2月にヤード集結型輸送が全廃されるまで貨物営業を行っており、農産物の集配拠点として機能していたことがうかがえます。このためか、駅の北西側には現在も生きている側線が残っています。非電化なので、おそらく事業用車などの留置に使われているのでしょう。その脇には、かつて貨物の取扱を行っていたとみられるスペースが広がっています。
駅前は非常に広いスペースが確保されており、タクシーが常駐しています。
駅前には古くからの建造物が多く見られますが、中でも看板建築に注目すべきものが多い印象を受けました。
青い森鉄道のダイヤでは、八戸方面からの列車の多くがこの三戸で折り返しており、県境区域となる三戸以南とは旅客需要に大きな落差があることがうかがえます。
確認中。
西側(駅本屋側)から順に、1番線、2番線、3番線となります。
確認中。
日本鉄道開業当初からの駅です。
確認中。