新幹線より乗降客がはるかに多い連絡駅

いわて沼宮内

いわてぬまくない Iwatenumakunai
いわて沼宮内駅
▲いわて沼宮内駅《2011年7月9日撮影》

駅舎は新しくホームは古く

いわて沼宮内駅ホーム
【写真1】いわて沼宮内駅ホーム。《2010年11月20日撮影》

岩手町の玄関口にあたる駅で、東北新幹線八戸開業の際に駅が設けられたため、新幹線との連絡駅となった駅です。

IGRいわて銀河鉄道側の駅としては、地平ホーム2面3線が設けられているほか、新幹線と連絡している橋上駅舎から成ります。エレベータが設置されバリアフリーに対応したものの、ホームの舗装や跨線橋は古いもののままで、どことなくアンバランスです。

跨線橋とは別に自由通路が

自由通路から見た駅構内(奥は目時方)
【写真2】自由通路から見た駅構内(奥は目時方)。《2010年11月20日撮影》

改札内の跨線橋とは別に、IGRの線路をオーバークロスし、一方で新幹線のコンコースへとつながりその高架下へと続いていく、東西自由通路が設けられています。

改札口はごくシンプルなもの

いわて沼宮内駅改札口
【写真3】いわて沼宮内駅改札口。《2010年11月20日撮影》

3階にある改札口はごくシンプルなもので、出札窓口と共用になっています。駅員が配置されていますが、早朝と夜間は無人になります。また、自動券売機が設置されています。通路が立派である割に改札口周辺はコンパクトですが、それでも町の玄関駅としての機能は果たしており、列車の到着前後になると三々五々人が集まっており、新幹線コンコースよりは人の気配が濃くなっていました。

駅の西側には公共施設が設けられていますが、私が訪れたときにはまったく利用されておらず、しかし施錠もされていないというがらんどうの空間が開放されていました。

駅前は新幹線接続駅にしては寂しい

いわて沼宮内駅駅前ロータリー
【写真4】いわて沼宮内駅駅前ロータリー。《2010年11月20日撮影》

駅前にはロータリーが設けられ、路線バスやタクシーが出入りしているものの、商店の類は少なくホテルなども皆無で、新幹線の接続駅とは思えない寂しい風景です。それでも町の玄関駅としての体裁は、駅舎の規模によって一応保っている、といったところでしょうか。

乗り場

西側から順に、1番線、2番線、3番線となります。

  • 1.いわて銀河鉄道線下り 二戸、目時方面
  • 2.いわて銀河鉄道線上り 好摩、盛岡方面
  • 3.いわて銀河鉄道線上り 好摩、盛岡方面

駅名の由来

確認中。

歴史

日本鉄道開通以来の駅です。

1891年9月1日
日本鉄道によって盛岡-青森間が開業し、この際に「沼宮内」駅開業。
1906年11月1日
日本鉄道の国有化に伴い、官設鉄道(逓信省鉄道作業局)の駅となります。
1984年1月31日
この日かぎりで貨物営業廃止。
1987年4月1日
国鉄の分割民営化に伴い、JR東日本の駅となります。
2002年12月1日
東北新幹線・盛岡-八戸間が開通し、これに伴い東北本線の盛岡-目時間がアイジーアールいわて銀河鉄道に移管。この際、駅名を「いわて沼宮内」とします。

周辺の見どころ

確認中。

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