改札口とホームはJRと完全に分離
東北新幹線盛岡以北開業に伴ってJR東日本から経営分離されたアイジーアールいわて銀河鉄道(以下、IGR)の始発駅となる盛岡駅は、JRとは別個の改札を構え、なおかつ両者の乗り継ぎの際にはいったん改札を出る必要があるようになりました。八戸、青森の両駅で改札内乗り換えが可能な青い森鉄道とは対照的ですが、これはIGRにはJR花輪線の列車が乗り入れてくるためIGR分の運賃の取りはぐれをなくすこと、また「青春18きっぷ」を初めとする長距離乗車に対応するためといった目的が考えられます。
いずれにせよ、JRとは別の改札口が盛岡駅東口の北側1階に設けられています。IGRの改札口であることをアピールするかのように、天井が濃淡のある青色でまとめられています。自動改札機は設置されていません。
始発駅は島式1面2線
ホームは島式1面2線で、このうち0番線側は改札口の手前で終わっているため、改札口からはフラットに出入りできます。
IGRの電車と、好摩からJR花輪線へ直通するディーゼルカーがそれぞれ発車しますが、ホームは便によって異なっています。経営分離前は山田線が発着していたホームですが、現在では山田線のホームは中央側に移動されています。
歴史
ここでは、アイジーアールいわて銀河鉄道に相当する盛岡-目時間を前提とした歴史について記述します。このことから、開業年月日は盛岡-青森間が開業した1891年9月1日としています。
- 1891年9月1日
- 日本鉄道により盛岡-青森間が開業。
- 1906年11月1日
- 日本鉄道が国有化され、官設鉄道(逓信省鉄道作業局)の駅となります。
- 1982年11月14日
- この日かぎりで貨物営業廃止。
- 1987年4月1日
- 国鉄の分割民営化に伴い、JR東日本の駅となります。
- 2002年12月1日
- 東北新幹線八戸開業に伴い、JR東日本の盛岡-目時間がアイジーアールいわて銀河鉄道に転換され、同社の駅となります。