丘陵地帯を抜けて
巣子の先で、IGRは丘陵地帯を縫うように走って行き、続いて滝沢駅にいたります。この駅は、日本全国にある村の中で人口最大となる滝沢村(2011年12月現在、54,238人)の玄関駅でしたが、その後同村は2014年1月1日に市制を施行しており、最大人口村の称号を返上しました。
巣子の先で、IGRは丘陵地帯を縫うように走って行き、続いて滝沢駅にいたります。この駅は、日本全国にある村の中で人口最大となる滝沢村(2011年12月現在、54,238人)の玄関駅でしたが、その後同村は2014年1月1日に市制を施行しており、最大人口村の称号を返上しました。
滝沢駅自体は、明治時代は日本鉄道当時に設置された古い駅ではありますが、東北本線の線路改良工事の際に移転しており、現在の駅は1967年につくられたものです。2面3線の駅構造は国鉄標準型ではありますが、駅舎や跨線橋が新しい印象を与えるのはそのためでしょう。また、ホームも石組みではなく、鉄骨の上にコンクリートを渡したものになっています。島式ホーム側には待合室が設けられています。
駅舎は、鉄筋コンクリート平屋建ての頑丈そうな建物です。陸屋根からまっすぐ軒が地面と平行にぬっと玄関に伸びているのが特徴ですが、不思議と不安定な感じはなく、むしろ地に足の付いた安心感を与えてくれます。頑丈であることを受けてか、駅舎の屋根にはソーラーパネルがびっしりと載っていました。
IGRの社員が窓口で業務を扱っている有人駅です。撤去されたのか最初からなかったのかはわかりませんが、ラチはありませんでした。待合室には「田楽茶屋 滝沢駅内店」が入っており、豆腐などをその場で食べることも可能なのは楽しいところ。曜日によっては野菜類の即売も行われるようです。
駅の西側一帯には、岩手県立大学や盛岡大学、岩手大学演習林、森林公園などがあります。滝沢村はかなり広い地域に集落が散らばっており、明確な中心街はありませんが、滝沢駅周辺は学校と農牧関係施設が集中する文教地区といえるでしょう。
西側(駅本屋側)から順に、1番線、2番線、3番線となります。
確認中。
駅移転日については確認中。なお、起点駅からの改キロが告示されたのは1968年9月ですが、この時点では東北本線は全線複線化が完了しており不自然です。実際には同年8月の盛岡-青森間電化開業の際に移転し、手続きが事後的になされたものと推測されます。
確認中。