中心部から離れた拠点駅

会津若松

あいづわかまつ
Aizuwakamatsu
会津若松駅
会津若松駅駅舎。2002年10月19日

Y字型の配線

会津若松駅に停車中の郡山行電車
写真1会津若松駅に停車中の郡山行電車。2020年1月24日

会津若松駅は、会津エリアの中心に位置する会津若松市の玄関駅です。地図で路線を見るとY字型になっていますが、磐越西線は北東側(郡山方)と北西側(新津方)からそれぞれ合流するスイッチバック駅となっており、そこに南側から只見線が接続する形になっています。また、只見線と西会津で接続している会津鉄道の列車も、全便がこの会津若松まで乗り入れています。

磐越西線は運転系統が2分

会津若松駅の車止め
写真2会津若松駅の車止め。2020年1月24日

3面5線から成っており、このうち2面2線は頭端式となっているため、1番線から3番線までの各乗り場は、改札口までフラットな移動が可能です。スイッチバック駅ならではの設備といえましょうが、もともとはここも通常の単式および島式ホームで、JR化後にホームをつなげる形で改造されたものです。

なお、郡山方面と新津方面を直通する列車は年々減少しており、2020年3月現在では下り1本と上り1本のみです。磐越西線の電化・非電化の分かれ目は、会津若松ではなく喜多方なのですが、東北新幹線から喜多方へ向かう人はあまりいないのでしょうか。

只見線ホームは簡素

会津若松駅只見線ホーム
写真3会津若松駅只見線ホーム。2020年1月24日

一方の只見線ホームは、島式ホーム1面2線から成り、磐越西線ホームおよび改札口へは跨線橋を行き来する必要があります。磐越西線に比べてホームは狭く、また短いものになっています。ホーム上の待合室もありません。

各ホームを結ぶ跨線橋のうち、改札側の1番線、および2・3番線の間にはエレベーターが設置されていますが、只見線ホームの4・5番線にはエレベーターが設置されていません。前2者はフラットな移動が可能なことを考えると、只見線利用者(会津鉄道直通利用者含む)のみが不公平な取扱いを受けている印象です。利用者数を考慮するとエレベーター不要という判断に基づくものでしょうか。

立派な改札口

会津若松駅改札口
写真4会津若松駅改札口。2020年1月23日

ウォークイン形式の有人改札口が設けられているほか、磐越西線中間駅で唯一となる、ICカード対応の自動改札機が設置されています。列車の運転本数があまり多くないこともあって、列車が到着する時間は人でにぎわい、それ以外の時間帯は比較的すいています。

旅客向けの機能がぎっしりと

写真52020年1月24日

改札口すぐ脇に自動券売機が並んでいるほか、「みどりの窓口」と案内所が同じスペースに同居しています。

また「みどりの窓口」と反対側には、売店や待合室、飲食店などが集まっています。

駅前にはバスやタクシーが頻発

会津若松駅を南側から見る
写真6会津若松駅を南側から見る。2020年1月24日

会津若松駅は2階建ての横長という、国鉄時代の拠点駅によく採用されたタイプのものですが、鶴ヶ城を意識したのか、車寄せが城郭風になっており、壁面もしっくいのような色調になっています(素材は未確認)。駅前には、蒸気機関車・C57の動輪が保存されていました。

会津若松市の中心街からはやや離れており、駅前はバスやタクシーが頻繁に行き交っているものの人通りはあまりなく、スーパーや食堂、ホテルなどが並んでいる割にあまり栄えている印象は受けません。あくまでも、観光客や用務客の利用拠点に徹しているという印象です。

会津若松市の中心市街地へは、只見線七日町駅が最寄りとなります。

停車列車 [2018年3月現在]

すべての列車が停車します。

  • 快速 磐梯町会津若松塩川
  • 快速「AIZUマウントエクスプレス」 七日町会津若松塩川
  • 普通(磐越西線) 広田会津若松堂島
  • 普通(只見線、会津鉄道) 会津若松七日町

乗り場

駅本屋側(東側)から順に、1番線、2番線…5番線となります。

  • 1.磐越西線上り 猪苗代、郡山方面
  • 2.磐越西線上り 猪苗代、郡山方面
  • 3.磐越西線下り 喜多方、新津方面
  • 4.只見線上り 只見、会津田島方面
  • 5.只見線上り 只見、会津田島方面

駅名の由来

確認中。

歴史

詳細は確認中。

略年表(クリックまたはタップで開閉)
1899年(明治32年)7月15日
岩越鉄道によって山潟(現、上戸)-若松間が開業し、「若松」駅開業。
1904年(明治37年)1月20日
若松-喜多方間が開業し、中間駅となります。
1906年(明治39年)11月1日
岩越鉄道が国有化され、官設鉄道(逓信省鉄道作業局)の駅となります。
1917年(大正6年)5月21日
駅名を「会津若松」に変更。
1926年(大正15年)10月15日
会津線・会津若松-会津坂下間が開業し、分岐駅となります(後に西若松から分岐する支線を会津線、会津坂下ほうめんへ向かう本線を只見線と路線名が変更になっています)。
1987年(昭和62年)4月1日
国鉄の分割民営化に伴い、JR東日本およびJR貨物の駅となります。
2011年(平成23年)3月11日
東日本大震災が発生、磐越西線・郡山-津川間および只見線が運休。
2011年(平成23年)3月23日
只見線・会津若松-西若松間が復旧、営業再開(30日までは会津鉄道乗り入れ便のみ)。
2011年(平成23年)3月26日
郡山-津川間が復旧、磐越西線が全線で営業再開。

駅周辺

確認中。

近隣の見どころ

確認中。

その他

  • 「東北の駅百選」(国土交通省東北運輸局)選定駅。

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