2019年10月13日の台風19号に伴う水害のため、八戸線は階上-久慈間が運休となっています。(2019年10月19日現在)

有人駅当時の名残が強く残ります

階上

はしかみ
Hashikami
階上駅
階上駅旧駅舎。2012-11-17

無人化から間もなく

階上駅に停車する八戸方面行き「リゾートうみねこ」
写真1階上駅に停車する八戸方面行き「リゾートうみねこ」。2012-11-17

階上駅は、相対式ホーム2面2線から成る交換可能駅です。八戸線は鮫を境として南側では運転本数が大きく減少しており、これを踏まえてか、鮫-久慈間で列車交換が可能なのは階上、陸中八木の両駅のみとなっています。比較的最近までタブレット閉塞が行われていましたが、2005年の八戸線全線CTC化に合わせ、階上駅は無人化されました。

構内踏切で連絡

階上駅構内踏切
写真2階上駅構内踏切。2012-11-17

駅舎は上りホーム側にあり、下りホームとの間は久慈方にある構内踏切で行き来します。

貨物側線が残ります

階上駅貨物側線跡
写真3階上駅貨物側線跡。2012-11-17

上り(八戸方面)ホームの八戸方には、かつての貨物側線があり、現在でもレールが敷設されていました。ほとんど使われていないようですが、作業用車などが入れるようになっています。

列車は左側に進入

階上駅に進入する久慈行列車
写真4階上駅に進入する久慈行列車。2012-11-17

列車は左側に進入し、双方にそれぞれ安全側線が設けられています。

旧駅舎内は昔のままに

階上駅旧駅舎内
写真5階上駅旧駅舎内。2012-11-17

駅舎は木造平屋建て、切り妻式の屋根はスレートぶきという、旧国鉄駅に典型的なものがそのまま残っています。

駅舎内は有人駅時代からほとんど手を加えられていないようで、かつての窓口部分に板が打ち付けられているのみでした。事務室部分は単なる空きスペースなのか、あるいは係員用のスペースとして利用されているかは確認できませんでした。なお、東日本大震災後に八戸線が部分復旧した際には、一時的に駅員配置が復活したといいます(詳細未確認)。

筆書きの駅名表示も

階上駅駅前
写真6階上駅駅前。右側に腕木式信号機が見えます。2012-11-17

旧駅舎の軒下には筆書きの駅名表示があります。それほど古いものではないようですが、国鉄の駅に存在感があった往事をしのばせます。

旧駅舎はその後解体されました

階上駅旧駅舎を正面から見る
写真7階上駅旧駅舎を正面から見る。2012-11-17

このように、国鉄駅の雰囲気をよく残していた階上駅ですが、その後この木造駅舎は解体され、2013年12月に新しい駅舎が供用開始となっています。

腕木式信号機が置かれています

階上駅駅前
写真8階上駅駅前。右側に腕木式信号機が見えます。2012-11-17

駅前には非常に広いスペースが確保されており、自動車での送迎は楽にできます。かつて有人駅時代に使われていた腕木式信号機が、駅前に移設保存されていました。

なお、階上町の中心部は、階上駅から離れた内陸部に位置しており、徒歩で移動するのは現実的ではありません。

乗り場

西側(駅本屋側)から順に、1番線、2番線となります。

  • 1.八戸線上り 本八戸、八戸方面
  • 2.八戸線下り 種市、久地方面

駅名の由来

確認中。

歴史

詳細は確認中。

略年表(クリックまたはタップで開閉)
1924年(大正13年)11月10日
国有鉄道(鉄道省)八戸線の八戸(現、本八戸)-種市間が開通した際、階上駅開業。
1962年(昭和37年)9月30日
この日かぎりで貨物営業廃止。
1987年(昭和62年)4月1日
国鉄の分割民営化に伴い、JR東日本の駅となります。
2005年(平成17年)12月ごろ
八戸線CTC化に伴い、無人化。
2011年(平成23年)3月11日
東日本大震災が発生、八戸線が全線で運休。
2011年(平成23年)3月24日
八戸線・鮫-階上間が復旧、運転再開。
2011年(平成23年)4月7日
この日発生の余震により、再び八戸線が全線運休。
2011年(平成23年)4月10日
八戸線・八戸-階上間が復旧、運転再開。
2011年(平成23年)8月8日
八戸線・階上-種市間が復旧、運転再開。
2013年(平成25年)12月24日
新駅舎供用開始[1]
2019年(令和元年)10月13日
台風19号に伴う水害によって、八戸線・階上-久慈間が運休。

駅周辺

確認中。

近隣の見どころ

確認中。

  1. デーリー東北「JR八戸線「階上駅」の新駅舎 供用開始」(2013年12月25日)。※2017年6月12日現在リンク切れ

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