八戸市の中心部へ最も近い場所に位置する駅です。あくまでも“最も近い”であって、実際の中心地には駅から歩いて10数分はかかりますが、中心部と港湾地区の中間に位置しており、八戸の玄関口といって差し支えないでしょう。
高架上に島式ホーム1面2線が設けられており、ホーム上には待合室があります。北側には、もう1線敷設できるだけのスペースが確保されています。
駅のメイン玄関は南口にあり、小ぶりなロータリーが設けられ、タクシーが発着しています。あまりにぎやかとはいきませんが、商店なども立地しており、地方都市の玄関駅としては立派なもの。地方交通線の中間駅としては相当な水準といえましょう。
また北口にもロータリーが整備され、こちらは路線バスが発着しているほか、ビジネスホテルなどが立地しています。
高架下に改札口が設けられているほか、「みどりの窓口」や「びゅうプラザ」が入っています。改札口の脇(改札外)に待合室がありますが、これとは別に、フードコートやコンビニの入った「シーガルタウン」があり、列車待ちの人が飲食をしたりするのに利用しています。
八戸線沿線で人口が最も集中している駅だけに利用者もかなり多いのですが、東北新幹線が八戸まで延伸されて以降、八戸駅から直接目的地へ移動する人も多いようで、利用者数は減少傾向にあるようです。
乗り場
南側から順に、1番線、2番線となります。
- 1.八戸線上り 八戸方面
- 2.八戸線下り 鮫、久慈方面
駅名の由来
確認中。
歴史
かつてはこの駅が「八戸」を名乗っており、現在の八戸駅は「尻内」という名称でした。
- 【1894年1月4日】 日本鉄道の尻内(現、八戸)-八ノ戸間が開通、「八ノ戸」駅として開業。
- 【1906年11月1日】 日本鉄道が国有化され、官設鉄道(逓信省鉄道作業局)の駅となります。
- 【1907年11月1日】 駅名を「八戸」と改称。
- 【1924年11月16日】 八戸-種市間が開通、中間駅となります。
- 【1971年2月1日】 駅名を「本八戸」と改称。なお、東北本線尻内駅が同年4月1日に「八戸」に改称しています。
- 【1987年4月1日】 国鉄の分割民営化に伴い、JR東日本およびJR貨物の駅となります。
- 【2011年3月11日】 東日本大震災が発生、八戸線が全線で運休。
- 【2011年3月18日】 八戸-鮫間が復旧、営業再開。
- 【2011年4月7日】 この日発生の余震により、再び八戸線が全線で運休。
- 【2011年4月11日】 八戸-階上間が復旧、営業再開。
周辺の見どころ
確認中。