民話の里に石積みの駅舎が

遠野

とおの Tōno
遠野駅
▲遠野駅駅舎《1999年12月24日撮影》

重厚な駅舎にも改築の話が

遠野は、北上山地のなかで最大の盆地である遠野盆地のほぼ中心部に広がっており、釜石線沿線では両端にあたる花巻と釜石を除いて、唯一市制を施行している都市でもあります。その中心に位置するのが、遠野駅です。

駅は駅本屋側の片面ホームと、跨線橋で連絡している島式ホームから成る2面3線になっています。早朝深夜には、遠野を終点および起点とする便も設定されています。

1950年に建造されたという駅舎は、外壁の石積みが非常に美しいもので、コンクリートブロック造2階建に瓦屋根を載せています。これが意外とマッチしており、終戦直後の駅舎にしばしば見られる独特のバタ臭さを感じさせないものに仕上がっています。このため駅舎自体がモニュメント的な存在で、民営化後には駅舎をホテル「フォルクローロ遠野」として利用していました。

この駅舎は東日本大震災にも耐えましたが、老朽化が進んでいるとのことで、より小さい駅舎に改築されることが決定しています。

停車列車 [2017年12月現在]

すべての列車が停車します。

乗り場

確認中。

駅名の由来

確認中。

歴史

岩手軽便鉄道開業当初からの駅です。

1914年12月15日
岩手軽便鉄道の遠野-仙人峠間が開業した際、遠野駅開業。当時の岩手軽便鉄道は貨物専業で、遠野駅も貨物のみ取扱いでした。
1914年5月15日
上郷(現、岩手上郷)、仙人峠(現在は廃止)両駅とともに旅客営業開始。
1914年12月15日
岩手軽便鉄道の鱒沢-遠野間が開業、中間駅となります。
1936年8月1日
岩手軽便鉄道が国有化され、国有鉄道(鉄道省)釜石線の駅となります。
1984年1月31日
この日かぎりで貨物営業廃止。
1987年4月1日
国鉄の分割民営化に伴い、JR東日本の駅となります。
2011年3月11日
東日本大震災が発生、釜石線が全線で運休。
2011年3月28日
釜石線・花巻-遠野間が復旧、運転再開。
2011年4月7日
この日発生の余震により、再び釜石線が全線で運休。
2011年4月12日
釜石線が全線復旧、運転再開。

周辺の見どころ

確認中。

その他

  • 「東北の駅百選」(国土交通省東北運輸局)選定駅。

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