ここから先の線路はうち捨てられて

柳津

やないづ Yanaizu
柳津駅外観
▲柳津駅外観《2016年3月27日撮影》

気仙沼線は、2011年3月11日に発生した東日本大震災のため、柳津-気仙沼間がBRTによる仮復旧運行となっています。(2016年4月4日現在)

列車はすべてここ止まり

柳津駅ホーム(奥は前谷地方)
【写真1】柳津駅ホーム(奥は前谷地方)。《2016年3月27日撮影》

東日本大震災で大きな被害を受けた気仙沼線のうち、復旧して列車が運行しているのは柳津以南です。この先、陸前戸倉までの区間は津波の被害を受けていませんでしたが、この部分を含めてBRTによる本復旧に地元が同意しており、柳津以北の区間で鉄道が復旧する見通しはなくなりました。もともと、前谷地から柳津までの区間が1968年に開業した当時の路線名は「柳津線」で、その区間のみが鉄道として運行している形になります。

なお、駅名標では気仙沼方の隣接駅である陸前横山駅の表記は消されていました。

島式ホームの片面を主に使用

柳津駅ホーム(奥は運休中の気仙沼方)
【写真2】柳津駅ホーム(奥は運休中の気仙沼方)。《2016年3月27日撮影》

そんな柳津駅は、旧北上川と北上川が分岐する地点を渡ってすぐ東側、旧津山町市街地の東側にあります。開業時期が遅いこともあって、町の中心部からやや離れているのは致し方ないでしょう。島式ホーム1面2線から成り、ホーム上に待合室があり、跨線橋を通って南北に出入りすることができます。

島式ホームのうち北側の1番線のみ列車が発着していますが、2番線にも前谷地方に出発信号機があり、発着可能にはなっています。

用済みの出発信号機は赤のままで

運休区間を遠望
【写真3】運休区間を遠望。《2016年3月27日撮影》

前述のとおり、柳津から陸前戸倉までは津波の被害を受けておらず、このため鉄道が走ることのないまま線路がそのまま放置された状態になっています。1番線側の出発信号機は2016年3月に訪れた時点ではまだ通電されており、赤信号を出しっぱなしの状態でした。この先しばらく直線区間になっているため、トンネルの先にまたトンネルがあるのが見えます。

跨線橋から市街地が見えます

柳津駅跨線橋から前谷地方を望む
【写真4】柳津駅跨線橋から前谷地方を望む。《2016年3月27日撮影》

跨線橋から前谷地方を見ると、築堤の北側に市街地が形成されているのが見て取れます。【写真4】右上に見えるのは、北上川に架かる北上川橋梁です。跨線橋は南側にも通じていますが、こちらは水田と製材所があります。もとより無人駅(簡易委託駅)なので、改札は気にしなくても問題ありません。

駅北側に似たデザインの建物2つ

柳津駅出入口
【写真5】柳津駅出入口。《2016年3月27日撮影》

ホームから駅北側に出ると、2つの建物の間に出ます。西側にあるのはトイレ、東側にあるのは旧津山町が観光物産館として設置した「ゆうキャビン」です。この2つの建物は共通のデザインで設計されています。

出入口は2か所

跨線橋側から見た「ゆうキャビン」出入口
【写真6】跨線橋側から見た「ゆうキャビン」出入口。《2016年3月27日撮影》

鉄道会社が設置した駅舎がなく自治体設置の施設が置かれているという点では陸前豊里駅とよく似ていますが、こちらは跨線橋側に「柳津駅」と表示しており、駅舎代替施設としての機能を明示しています。

内部はログハウス調

「ゆうキャビン」内部
【写真7】「ゆうキャビン」内部。《2016年3月27日撮影》

「ゆうキャビン」の中に入ると、ログハウスのような建物の天井から「乗車券」の案内が下がっています。各種のパンフレット類などが置かれていました。

気仙沼方面へはBRT乗り換え

柳津駅駅前
【写真8】柳津駅駅前。《2016年3月27日撮影》

志津川や気仙沼方面へ向かうには、ここからBRTに乗り換えることになります。

乗り場

駅本屋側(北側)から順に、1番線、2番線となります。柳津以北が運休になって以降、2番線は通常利用されていません。

  • 1.気仙沼線上り 前谷地、小牛田方面

駅名の由来

確認中。なお、柳津駅は1968年10月に開業していますが、只見線の会津柳津駅は1928年11月開業で、新しい駅のほうが国名を冠しないという、珍しいケースになっています。

歴史

詳細は確認中。

1968年10月24日
国鉄柳津線の前谷地-柳津間が開業した際、柳津駅開業。
1977年12月11日
国鉄気仙沼線の柳津-本吉間が開業して気仙沼線が全通、柳津駅は中間駅となります。
1987年4月1日
国鉄の分割民営化に伴い、JR東日本の駅となります。
2011年3月11日
東日本大震災が発生、気仙沼線が全線で運休。
2011年4月29日
気仙沼線・前谷地-柳津間が復旧、運転再開。
2012年12月22日
気仙沼線の不通区間である柳津-気仙沼間がBRTにより暫定的に営業再開。

周辺の見どころ

確認中。

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