大船渡線の単独終着駅に

気仙沼

けせんぬま
Kesennuma
気仙沼駅
気仙沼駅駅舎(リニューアル前)。1994年8月20日

列車とバスは改札内で乗り換え可能に

気仙沼駅構内
写真1気仙沼駅構内(BRT運行開始前)。ディーゼルカーが止まっている部分は、現在はBRTのバス乗り場になっています。1995年2月22日

気仙沼駅は、大船渡線内陸区間の終着地点にあたる駅です。ここから北側の盛方面、南側の気仙沼線の柳津方面と線路が分岐する交通の要衝になっていますが、2011年3月に発生した東日本大震災による津波被害のため、大船渡線および気仙沼線の沿岸区間は長期運休中で、これらはBRTによる暫定復旧区間となっています。このため気仙沼駅は、実質的に大船渡線の単独終着駅となっています。大船渡線の気仙沼-盛間、気仙沼線の柳津-気仙沼間は鉄道による復旧が断念されており、大船渡線は大船渡へ、気仙沼線は気仙沼へ行かない路線になっています。

震災以前は、駅本屋前の片面ホームと、島式ホームの間を跨線橋が結ぶ、国鉄型配線といえる2面3線になっていました。BRT運行開始後に駅構内が大きく改造され、片面ホームおよび島式ホームの駅本屋側はBRT乗り場となってバスが発着し、島式ホームの北側に切り欠け式ホームが設けられて、こちら2つのホームから列車が発着するようになっています。

駅舎は木造平屋建の横長のもので、確証はありませんが開業当初のものが改修されつつそのまま使われているものと思われます。BRT運行開始後リニューアルされました。かつては駅弁「あわびめし」が有名でしたが、その後駅弁は販売されていません(地元業者による弁当の販売は行われているとのことです)。

駅は気仙沼市の市街地から北に離れた位置にあります。気仙沼市の中心部に近いのは気仙沼線の南気仙沼駅でした。

停車列車

確認中。

乗り場

確認中。

駅名の由来

確認中。

歴史

詳細は確認中。

略年表(クリックまたはタップで開閉)
1929年(昭和4年)7月31日
国有鉄道(鉄道省)大船渡線・折壁-気仙沼間が開業した際、気仙沼駅開業。
1932年(昭和7年)3月19日
気仙沼-上鹿折間が開業、中間駅となります。
1956年(昭和31年)4月11日
気仙沼-気仙沼港間の貨物支線が開業。
1957年(昭和32年)2月11日
気仙沼線・南気仙沼-本吉間が開通し、あわせて大船渡線貨物支線の気仙沼-南気仙沼間を気仙沼線に、南気仙沼-気仙沼港間を気仙沼線の貨物支線に変更。
1984年(昭和59年)1月31日
この日限りで貨物営業廃止。
1987年(昭和62年)4月1日
国鉄の分割民営化に伴い、JR東日本の駅となります。
2011年(平成23年)3月11日
東日本大震災が発生、大船渡線および気仙沼線が全線で運休。
2011年(平成23年)4月1日
大船渡線・一ノ関-気仙沼間が復旧、運転再開。
2011年(平成23年)4月7日
この日発生の余震により、再び大船渡線が全線運休。
2011年(平成23年)4月18日
大船渡線・一ノ関-気仙沼間が復旧、運転再開。
2012年(平成24年)8月20日
気仙沼線の不通区間である柳津-気仙沼間がBRTにより暫定的に営業再開[1]
2013年(平成25年)3月2日
大船渡線の不通区間である気仙沼-盛間がBRTにより暫定的に営業再開(気仙沼-上鹿折間はミヤコーバス既存路線をJR東日本のBRT区間と見なして運行)。
2014年(平成26年)4月17日
気仙沼線BRTバスが駅ホームへ乗り入れ[2]
2020年(令和2年)3月31日
この日限りで大船渡線・気仙沼-盛間および気仙沼線・柳津-気仙沼間が廃止、再び大船渡線の単独終着駅となります[3]

駅周辺

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近隣の見どころ

確認中。

その他

  • 「東北の駅百選」(国土交通省東北運輸局)選定駅。
  1. 東日本旅客鉄道 仙台支社・盛岡支社 プレスリリース「気仙沼線における暫定的なサービス提供開始について (2012年7月18日)。
  2. 東日本旅客鉄道 仙台支社・盛岡支社 プレスリリース「気仙沼線BRTの専用道延伸に伴うダイヤ改正及び電気BRT・観光型BRTの運転開始について (2013年3月18日)。
  3. 東日本旅客鉄道 プレスリリース「気仙沼線(柳津~気仙沼間)及び大船渡線(気仙沼~盛間)における鉄道事業の廃止の日の繰上げの届出について (2020年1月31日)。

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