▲下北駅駅舎《1994年9月1日撮影》
分岐駅としてスタート
【写真1】下北駅ホーム。かつては柵の向こう側に下北交通大畑線の列車が発着していました。《1994年9月1日撮影》
大湊線はその名のとおり大湊へ向かう路線で、むつ市の中心部である田名部は通りません。市役所などもある田名部への最寄りとなるのが下北駅で、位置としては大湊と田名部のほぼ中間に位置しているといえます。
かつては、国鉄大畑線から転換した下北交通大畑線がここから分岐しており、同一ホームの両側をそれぞれ使用していましたが、2001年3月31日に廃止されており、大湊線単独駅になりました。なお、歴史的には大湊線開業時にはこの駅はなく、大畑線開業の際に分岐駅として新設されたという経緯があるため、単独駅になるのはこれが初めてです。
高校の最寄り駅に
【写真2】下北駅にあったモニュメント。《1994年9月1日撮影》
冒頭写真の駅舎は、現在はリニューアルによって様変わりしているといいます。単独駅となりましたが、現在でも「みどりの窓口」が営業しています。
大畑線廃止に伴って田名部高校の最寄り駅になっているため、通学生の利用が多いものと思われます。
停車列車 [2018年3月現在]
快速を含めたすべての列車が停車します。
歴史
詳細は確認中。
- 1939年12月6日
- 国有鉄道（鉄道省）大湊線の田名部（現、赤川）－大湊間に、大畑線（同日開業）との分岐駅として開業。
- 1983年11月30日
- この日かぎりで貨物営業廃止。
- 1984年4月1日
- 大畑線（第1次特定地方交通線指定、下北－大畑間）が下北交通大畑線に転換。
- 1987年4月1日
- 国鉄の分割民営化に伴い、JR東日本の駅となります。
- 2001年3月31日
- この日かぎりで下北交通大畑線廃止、JR大湊線単独駅となります。
- 2011年3月11日
- 東日本大震災が発生、大湊線が全線運休。
- 2011年3月17日
- 大湊線が復旧、運転再開。
- 2011年4月7日
- この日発生の余震により、再び大湊線が運休。
- 2011年4月11日
- 大湊線が復旧、運転再開。