松尾芭蕉ゆかりの地に
山寺の通称で知られる立石寺は、清和天皇の勅願によって円仁が創建した名刹です。松尾芭蕉がここを訪れた際の記述が『おくのほそ道』にあることで有名です。
山寺の通称で知られる立石寺は、清和天皇の勅願によって円仁が創建した名刹です。松尾芭蕉がここを訪れた際の記述が『おくのほそ道』にあることで有名です。
山寺駅は、そんな立石寺への参拝拠点という位置づけになっているため、山深い里に設けられていながら観光客が多くみられます。島式ホーム1面2線から成る交換可能駅で、このほか側線が数多く設けられています。ホーム中ほどに待合室が設置されています。
ホームは駅本屋より少し高いところにあり、下車するには、ホームの仙台方にある地下道を降りていきます。
駅舎の内装は和風になっていますが、こちらは寺院風ではなく、むしろ旅籠風か茶屋風とでもいったところでしょうか。畳と格子窓が似合うようなつくりになっています。駅員が配置され「みどりの窓口」があります。なお、改札口はノーラッチとなっており、改札口を入ってすぐ地下道を通り、地上にある島式ホームへ通じています。
駅舎内の待合室は観光客向けの情報提供スペースと化しており、ポスターやパンフレットなどが所狭しと掲示されていました。行燈風の照明灯があったり、和傘風のオブジェがたてられていたりと、茶店で一服しているような感じになります。ベンチのほか小上がり席も設けられています。
屋外には出口があり、入口にあたる改札口とは分離されています。地方の中規模駅でしばしばみられた乗降口分離方式もすっかり珍しいものとなりました。
この出口の脇に見晴台があり、ここに登ると立石寺がよく見えます。もっとも、この見晴台のおかげで端正な山寺駅のバランスが崩れているのも否定できません。
駅舎は神社仏閣を思わせるそり屋根、車寄せには千鳥破風を備え、しっくいを多用した堂々たるものです。1933年に仙山線が開業した当初につくられて以来、改修は重ねられているものの、基本的な構造は当時のままです。西の木次線出雲横田と並ぶ、社寺風駅舎の代表といえる逸品です。
山寺駅自体は周囲の中で比較的低い場所に設けられています。
駅の前には山寺立石寺の門前町が形成されており、観光客の利用が多いながら風情のある建物も多く見られます。
快速が停車します。
北側から順に、1番線、2番線となります。
立石寺の通称からとられたものです。
路線開通当初からの駅です。
駅から北へ、徒歩7分。コメント準備中。
【Link】宝珠山立石寺公式Webサイト
【Map】OpenStreetMap / Google Map / Mapion
駅から南東へ、徒歩8分。コメント準備中。
【Link】山寺芭蕉記念館公式Webサイト
【Map】OpenStreetMap / Google Map / Mapion
駅から南東へ、徒歩10分。コメント準備中。
【Link】山寺後藤美術館公式Webサイト
【Map】OpenStreetMap / Google Map / Mapion