頭端式ホームに側線が
弘南線の終点である黒石駅は、側線が多く車両の留置も見られる堂々たる終着駅で、駅舎も鉄筋2階建ての立派なものです。本社所在駅である平賀と同様の貫禄を見せているといえましょう。
現在の黒石駅は、実質的に1面2線の頭端式ホームから成っています。【写真1】では左側にももう1つホームが見えますが、このホームは付け根付近でトイレのスペースに用いられているのみで、まったく使われていません。
弘南線の終点である黒石駅は、側線が多く車両の留置も見られる堂々たる終着駅で、駅舎も鉄筋2階建ての立派なものです。本社所在駅である平賀と同様の貫禄を見せているといえましょう。
現在の黒石駅は、実質的に1面2線の頭端式ホームから成っています。【写真1】では左側にももう1つホームが見えますが、このホームは付け根付近でトイレのスペースに用いられているのみで、まったく使われていません。
かつては、【写真1】左側旧ホームのさらに左側にもう1線あり、ここに川部からの黒石線が発着していましたが、同線廃止後に撤去されています。この黒石線は、第1次特定地方交通線に指定された国鉄黒石線を移管、弘南鉄道の路線として継承したものですが、その後も経営状況は改善せず、結局1998年に廃止されています。
線路撤去後もしばらくは給油施設などが残っていましたが、駅前整備の際にこれも整理され、現在では検車庫の表示にその名を留めているのみです。もっとも、非電化だった黒石線用のため架線は引かれておらず、現在どのように使用されているのかはわかりません。
ホームから少し傾斜をくだると、改札口があります。改札口の脇には、かつて扱っていた手荷物輸送で使われていたと思われる秤が置かれていました。
改札口側からホームを見ると、単純な島式ホームになっていることがわかります。【写真5】の右手に進むと、トイレがあります。
駅員が終日常駐しており、列車の発着前後に改札口がオープンします。窓口では各種乗車券類を販売しているほか、新聞なども販売しています。また、自動券売機も設置されています。
改札口前にはコの字状にベンチが並んでいます。
駅からの出口は北側と南側に設けられています。メインとなっているのは北口で、大きな駅前広場に路線バスやタクシーが発着し、また隣接するスーパーマーケットの出入口もあります。自家用車での送迎もスムーズです。
いっぽう南口は路地のような道路に出ます。市街地にはこちらのほうが近いのですが、利用者の多くは北口から出入りしているようです。
黒石は弘前藩の陣屋が置かれていた町で、現在も古くからの街並みがよく残っていることで知られ、観光客の訪問も見られます。
南側(改札側から見て左手)から順に、1番線、2番線となります。
確認中。
国有鉄道の駅が戦前にあり、弘南黒石駅は40年近く遅く別の位置に設けられましたが、その後国鉄黒石線を弘南鉄道が継承(のちに廃止)したため、ここでは国鉄黒石線を含めて記述します。
確認中。