扇形状の玄関を持つ不思議な駅舎

石越 【廃止】

いしこし Ishikoshi
石越駅
▲石越駅駅舎《2003年3月16日撮影》

このページは、路線廃止前の情報をもとに記載しています。

始発駅は1面1線

石越駅に停車中のM15形電車
【写真1】石越駅に停車中のM15形電車。《1993年9月13日撮影》

栗駒地方のローカル私鉄だったくりはら田園鉄道の始発駅であった石越駅は、JR石越駅の正面やや右手側に位置していました。長らく貨物輸送が盛んだったこともあり、東北本線への連絡線が延びていましたが、旅客ホームは片面のみ、1面1線になっていました。

廃止の話が絶えない路線でした

鉄道存続を呼びかける掲示
【写真2】鉄道存続を呼びかける掲示。《1993年9月13日撮影》

戦時中に始まった細倉鉱山からの鉱石輸送が屋台骨になっていましたが、円高に伴い細倉鉱山が閉山となり貨物輸送が終了、それに伴い従業員輸送も落ち込んだことから、昭和末期から廃止の話が絶えない路線でした。このため、主要駅には鉄道存続を呼びかける掲示が見られました。

3セク化に伴いディーゼルカーが

石越駅に停車中のKD95形ディーゼルカー
【写真3】石越駅に停車中のKD95形ディーゼルカー。《2003年3月16日撮影》

細倉鉱山閉山後に三菱マテリアルが経営から撤退、第3セクター化された後には、電化設備更新費用が捻出できないこともあって非電化となり、ディーゼルカーが導入されました。また、駅施設の舗装がなされるなど、旅客施設の整備が行われました。

始発駅ながら無人化

ホーム側から石越駅改札口を見る
【写真4】ホーム側から石越駅改札口を見る。《2003年3月16日撮影》

石越駅は、始発駅にしてJRとの接続駅でしたが、くりはら田園鉄道へと社名変更後に無人化されていました。出口の英語表記には、EXIT(アメリカ英語)ではなくWAY OUT(イギリス英語)が使われていました。

無人の出札窓口

石越駅出札窓口
【写真5】石越駅出札窓口。この時点では無人化されていました。《2003年3月16日撮影》

出札窓口には、乱発された各種記念乗車券の見本がこれでもかと掲示されており、販売する係員もいないまま、色あせつつ姿をさらしていました。始発駅と終着駅の両方が無人駅というのは珍しく、このため列車に乗ることを第一の目的として訪れる鉄道ファンは、これらを買おうとしても買う機会がない状態でした。

ターミナル駅としての存在感を示す

栗原電鉄時代の石越駅駅舎
【写真6】栗原電鉄時代の石越駅駅舎。《1993年9月13日撮影》

駅舎は木造平屋建のものですが、玄関部分が扇形になっているのが特徴で、待合室の外側にも独自の窓口があったようです。スレート葺きの屋根が直角に交わり、下見板張りの壁面がJR駅へ向かっていました。栗原電鉄時代には味のある看板がたくさん置かれていましたが、くりはら田園鉄道時代になるとかなり減っていました。

駅名の由来

確認中。

歴史

詳細は確認中。

1921年12月20日
開業。
2007年3月31日
この日かぎりでくりはら田園鉄道が全線廃止され、石越駅も廃止。

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