トンネルの先の開けた場所に
白井海岸の先でトンネルを抜けた北リアス線の列車は、同線随一の好撮影地として知られる堀内大橋脇の「大沢橋梁」を過ぎ、海がちらちら見えるようになります。さらにトンネルを抜けると、堀内漁港の脇に設けられた堀内駅に到着します。「ほりうち」と読みたくなりますが、「ほりない」と読みます。
白井海岸の先でトンネルを抜けた北リアス線の列車は、同線随一の好撮影地として知られる堀内大橋脇の「大沢橋梁」を過ぎ、海がちらちら見えるようになります。さらにトンネルを抜けると、堀内漁港の脇に設けられた堀内駅に到着します。「ほりうち」と読みたくなりますが、「ほりない」と読みます。
すぐ脇を通る国道48号線からやや下がった、斜面の途中に設けられている駅です。片面ホーム1面1線がカーブを描いており、ホームは鉄骨組みの上にサイドボードを渡した簡素なものです。また、コンクリート造の待合スペースがホームに接しています。
国道から駅に行くには、2方向から延びるいずれかの階段を降りていくことになります。漁港から海に行くには、線路の下を通る地下通路から階段で上ることになります。いずれにせよ斜面を行き来することとなり、荒天のときなどは、いささか往来に難儀しそうな駅です。
駅舎と呼べるものはなく、国道からみると、待合スペース、便所、倉庫が並んでいるのが見えるのみです。これらの構造物正面のスペースは舗装されていませんが、人の往来はあるようで、土が踏み固められていました。
線路は斜面上に築堤を設けた上に敷設されています。
このため漁港からは高い位置にあり、前述のとおり地下道を通っていったん西側(国道側)に出ることになります。
駅のすぐ海側には堀内漁港があり、水産加工場が立地しています。この漁港も、2011年3月11日の東日本大震災で発生した大津波のために壊滅的な被害を受けましたが、2012年11月には漁港としての機能を回復していました。
いっぽう、国道沿いにも民家はぽつぽつと建ってはいますが、密集しているわけではなく、やはり漁港へのアクセス駅という位置づけで考えるべき駅でしょう。
確認中。
国鉄末期、久慈線が暫定開業した際に設置された駅です。
確認中。
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