ケーブルカーは工事用車両のよう
青函トンネルに関する各種資料を展示している「青函トンネル記念館」(以下、記念館)が竜飛崎に置かれていますが、ここにはケーブルカーが設けられています。もともと工事の際に使われた斜坑を利用したもので、青函トンネル開業後に、竜飛定点と地上の記念館を結ぶケーブルカーとして開業したものです。
記念館のケーブルカーは、世紀の大土木工事を担ったものだからか、非常に無骨な外観で、工事用車両のような面相をしています。
青函トンネルに関する各種資料を展示している「青函トンネル記念館」(以下、記念館)が竜飛崎に置かれていますが、ここにはケーブルカーが設けられています。もともと工事の際に使われた斜坑を利用したもので、青函トンネル開業後に、竜飛定点と地上の記念館を結ぶケーブルカーとして開業したものです。
記念館のケーブルカーは、世紀の大土木工事を担ったものだからか、非常に無骨な外観で、工事用車両のような面相をしています。
乗り場は地平にあり、片面のみとなっています。壁面にはご丁寧に駅名標も取り付けられていました。ここからケーブルカーは地下へと降りていき、青函トンネルの竜飛定点へと向かいます。なお、駅とトンネルの間の気圧差による強風を防ぐために門が設けられており、ケーブルカーが通行するときのみ開きます。
【写真2】では見えませんが、作業用の車両などがケーブルカー車両の奥に止まっていました。
ケーブルカーの乗り場は、記念館の建物に入って右側になります。なお、基本的にケーブルカーへの乗車は、記念館入場券と一体化しており、当然ながら往復のみの販売となります。
記念館は「道の駅みんまや」を兼ねており、食事をとれる店舗も入居しています。
記念館内部の資料はなかなか充実しており、工事の際に用いられたさまざまな道具や技術の紹介が行われています。なお、かつて竜飛にあった東北電力の「竜飛ウインドパーク」の展示品もごく一部ながら見られます。
記念館は駐車場より少し高いところにあります。竜飛という土地柄、坂が多いのはいたしかたないところ。
記念館のすぐ外には、トンネル工事の際に使われたトロッコなどの各種車両が展示されています。もっとも、潮風を受けてかなり痛みが激しく、早い段階での修理が必要に思われます。
記念館は冬季休業となるため、ケーブルカーの運行も冬季はお休みとなります。営業日程については、記念館のWebサイト等で確認が必要です。
特記事項なし。
青函トンネル記念館開館の際に営業を始めました。
記念館から徒歩10分。竜飛崎灯台や砲台跡など、見どころはいろいろあるので、ゆっくり回りたいものです。なお、地形の起伏が大きいので、身軽な格好で歩くのがお勧め。散策自由。
【Map】OpenStreetMap / Google Map / Mapion
記念館から徒歩10分。国道339号線の北端部分は長大な階段になっています。遊歩道風に整備されており、大きく「←階段国道」と書かれた標柱が立つなど、観光客用のルートとして歩きやすくなっています。歩行自由。
【Map】OpenStreetMap / Google Map / Mapion