一時は終着駅でした

大沢内

おおざわない
Ōzawanai
大沢内駅
大沢内駅。2017年9月21日

意外な難読駅

大沢内駅を発車する津軽中里行ディーゼルカー
写真1大沢内駅を発車する津軽中里行ディーゼルカー。2017年9月21日

大沢内と書いて「おおざわない」と読むという、意外な難読駅である当駅は、単式ホーム1面1線の無人駅です。

側線跡が残ります

大沢内駅津軽中里方にあった側線跡
写真2大沢内駅津軽中里方にあった側線跡。2017年9月21日

かつては津軽中里方に、貨物を取り扱っていたと思われる側線跡があり、木を組んだ車止めが残っていました。一応レールが敷設されてはいましたが、全く使われていないようです。

線路は駅の前後で屈曲

大沢内駅ホームから津軽五所川原方を望む
写真3大沢内駅ホームから津軽五所川原方を望む。2017年9月21日

線路は駅の前後で屈曲しており、かつてはここにも交換設備があったのでしょうか。あるいは貨物営業用のスペースがあったためなのでしょうか。

木造駅舎が残る

大沢内駅ホームから駅舎を見る
写真4大沢内駅ホームから駅舎を見る。2017年9月21日

駅舎は木造平屋建、津軽飯詰と似ている立派な造りのもので、現在では無人化されているものの、ラッチがそのまま残されていました。

縦書きの駅名表記が

改札口脇にあった駅名表記
写真5改札口脇にあった駅名表記。2017年9月21日

改札口の脇には「おおざわない」と縦書きの駅名表記がありました。

有人駅だった名残

大沢内駅駅舎内
写真6大沢内駅駅舎内。2017年9月21日

駅舎の中に入ると、出札窓口の他に小荷物および貨物の取扱窓口の跡がそのまま残っており、もちろん現在ではすべて板でふさがれていますが、当駅がにぎわっていた時代を思い起こさせます。

窓口の反対側には事務室

旧窓口の反対側
写真7旧窓口の反対側。2017年9月21日

かつての窓口の反対側も板張りになっています。ポスターの掲示板と化している無人駅が多いのですが、ここはすっきりしていました。

駅舎の屈曲部が事務室とつながる

駅舎屈曲部
写真8駅舎屈曲部。2017年9月21日

駅舎はL字状の曲屋になっており、屈曲部が上記の窓口とつながっています。駅員がここで寝泊まりしていたのでしょうか。

駅周辺は小集落に

大沢内駅駅前
写真9大沢内駅駅前。2017年9月21日

駅周辺はちょっとした集落になっており、駅正面を通る道路沿いにも民家が集まってはいますが、特に商店などは見当たらず、このため駅が集落の中心になっているという印象は特に受けませんでした。

駅名の由来

確認中。

歴史

詳細は確認中。

略年表(クリックまたはタップで開閉)
1930年(昭和5年)10月4日
開業[1]
1984年(昭和59年)6月1日
無人化[2]

駅周辺

確認中。

近隣の見どころ

確認中。

  1. 日本国有鉄道編『停車場一覧 昭和47年10月14日現在』東洋館出版社、1972年、289ページには、1930年11月13日営業開始の記述がありますが、金木-大沢内間が1930年10月4日に開業していることから、これは誤りです。なお、同書では駅名の読みが「おおさわない」となっていますが、読み方を変更した記録は未確認です。
  2. 『JR・私鉄全線各駅停車 3 奥羽・羽越480駅』小学館、1993年、155ページ。

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