愛知環状線は高架や切り通しが続きますが、永覚駅は珍しく、純然たる地平駅になっています。
片面ホームのみの上に屋根が設けられているのみの駅で、無人駅であるばかりか、駅舎も待合室もありません。ホームの壁面に出入口があり、ここから階段で地平へ上り下りできますが、駅の設備としてはこれがすべてです。この区間でも複線用の用地は取得済みですが、永覚駅は国鉄時代から設置されていたこともあってか、大門などとは異なり、複線用地はそのまま維持されています。
駅前には小ぶりなロータリーがあるものの、事実上は駐車場と化しています。駅周辺には民家が数戸あるのみで、商店はおろかドリンク類の自動販売機すらなく、非常に寂しい駅になっています。基本的には水田が広がっており、その中に工場が点在しています。
駅の近くにはトヨタ自動車上郷工場がありますが、出口は工場に背を向ける形で設けられており、利用しやすいロケーションとはとてもいえないでしょう。なお、東名高速道路上郷バス停に近いため、ハイウェイバスとの接続に便利で、駅には高速道路バス停への案内表示が掲示されていました。
駅名の由来
確認中。
歴史
国鉄岡多線が旅客営業を開始した際に設置されました。
- 【1976年4月26日】 国鉄岡多線が北野桝塚-新豊田を延長開業、あわせて旅客営業開始。これに伴い、永覚駅の旅客営業開始。
- 【1987年4月1日】 国鉄分割民営化に伴い、JR東海の駅となります。
- 【1988年1月31日】 JR岡多線が愛知環状鉄道に転換したことに伴い、愛知環状鉄道の駅となります。
周辺の見どころ
確認中。