トヨタ自動車本社工場のすぐ脇に設けられている駅です。かつては、通勤に鉄道を利用する人はほとんどおらず、国鉄時代には1日の乗車客数も3桁に留まっていました。その後、愛知環状鉄道転換後に増発されたことにくわえ、トヨタが通勤に際して鉄道利用を推奨するようになったこともあり、利用客は着実に増加しています。
高架上に島式ホーム1面2線が設けられています。かつては単式ホームのみでしたが、2008年1月より列車交換が可能になりました。また、ここから北は複線になっています。
高架下から前に張り出すような形で、鉄骨造の駅舎が設けられており、自動改札機が設置されています。窓口や有人改札には旧国鉄らしい野暮ったさが残っていますが、改札機の上にあるLED表示の発車案内などを見ると、大都市郊外の駅としての色合いがうかがえます。
駅前広場はこれまでの駅にくらべて群を抜いて立派なもので、国鉄時代にすでに整備していたものと思われます。大きなロータリーには彫刻や噴水も配されており、ニュータウンの玄関駅のようなつくりになっています。ただしあまりメンテナンスされていないのか、舗装がやや荒れているのが気になりました。
駅の東側にはトヨタ本社工場が広がっており、こちらへアクセスするための通勤者用出口も設けられています。
乗り場
東側から順に、1番線、2番線となります。
- 1.上り 中岡崎、岡崎方面
- 2.下り 新豊田、高蔵寺方面
駅名の由来
ほぼ同位置にあった、名鉄挙母線(1973年8月廃止)の三河豊田駅の駅名を使用したものです。同線廃止から国鉄岡多線開業までは2年半ほどのインターバルがありましたが、特に違和感はなかったようです。
歴史
国鉄岡多線が旅客営業を開始した際に設置されました。
- 【1976年4月26日】 国鉄岡多線が北野桝塚-新豊田を延長開業、あわせて旅客営業開始。これに伴い、三河豊田駅の旅客営業開始。
- 【1987年4月1日】 国鉄分割民営化に伴い、JR東海の駅となります。
- 【1988年1月31日】 JR岡多線が愛知環状鉄道に転換したことに伴い、愛知環状鉄道の駅となります。
- 【2008年1月27日】 島式ホーム1面2線を供用開始。
周辺の見どころ
確認中。