保見の先から、愛知環状線は丘陵地帯に入り、山林や荒れ地などが広がる中を進むようになります。トンネルを抜け、工場や民家が集まる小規模な集落がぽつぽつ見えるようになると、ほどなく篠原になります。
築堤上に、相対式ホーム2面2線が設けられている交換可能駅です。上下ホームは完全に分離されており、西側にある下りホームからは小ぶりな駅前広場に出ることができます。駅舎のない、完全無人駅です。
駅前広場からは直接上り(岡崎方面)のホームに行くことはできず、この際には南側にある通路(一般道路)を通って回り込む必要があります。
上りホームへの出入口は、線路に平行した細い道路に通じる階段があるのみです。出口にすぐ脇には砕石工場や農家がありますが、大都市近郊鉄道の駅前の雰囲気ではなく、完全にローカル線のそれといってよいでしょう。
駅周辺には小規模な工場が立っているものの、住宅開発が行われている気配はなく、私が下車したときには、ほかの駅と異なり駅周辺の駐車車両も皆無で、利用者が少ないことがうかがえました。
乗り場
東側から順に、1番線、2番線となります。
- 1.上り 新豊田、岡崎方面
- 2.下り 瀬戸市、高蔵寺方面
駅名の由来
文字どおり、周辺にササが自生していたことによると思われます。
歴史
愛知環状鉄道転換・全通時に設置された駅です。
- 【1988年1月31日】 開業。
周辺の見どころ
確認中。