愛知環状線は篠原の手前から国道155号線が寄り添うようになり、丘陵地帯を分け入るように進みます。国道沿いに民家が集まるようになると、ほどなく八草に到着します。
大学生の利用が多いものの、かつては片面ホームのみの無人駅という地味な存在でしたが、リニモの開通、そして愛知万博の開業に伴い会場最寄り駅のひとつとして大々的に整備され、駅員も終日配置されるようになり、面目を一新しました。
橋上駅舎上には、昨今の駅舎建築でよくみられる幌状の屋根が用いられ、採光がよくなっています。
相対式ホーム2面2線から成る駅です。傾斜地上にあるため、高蔵寺方では地平ですが、岡崎方では低い高架になっています。高蔵寺方に橋上駅舎が設置され、自動改札機が導入されています。これらの設備は、いずれも愛知万博開催前に整備されたもので、リニモの開通に伴い連絡通路も設けられました。なお、現在では進行方向左側に列車が進入するオーソドックスな形態になっていますが、愛知万博開催期間中は、大量の旅客が集中する岡崎方面行きが西側(当時の地平臨時改札設置ホーム)に、帰りの旅客が分散する高蔵寺方面行きが東側という、変則的な配線になっていました。
駅の西側には大きなロータリーが設けられ、愛知万博開催期間中はシャトルバスが頻繁に発車していました。現在も広場のキャパシティに余裕があるため、比較的近い愛知工業大学との間の無料シャトルバスなどが利用しています。同大学までは徒歩15分ほどの距離なので徒歩利用も多く、学生の姿が多い駅です。ただし、駅直近には民家や商店はごく少なく、八草の集落は南側の国道沿いに延びているものの、愛知環状線の利用に結びついているかは不明です。
乗り場
東側から順に、1番線、2番線となります。
- 1.上り 新豊田、岡崎方面
- 2.下り 瀬戸市、高蔵寺方面
駅名の由来
確認中。
歴史
愛知環状鉄道転換・全通時に設置された駅です。
- 【1988年1月31日】 開業。
- 【2004年10月10日】 「万博八草」に改称。
- 【2005年10月1日】 「八草」に再改称。
周辺の見どころ
確認中。