かぐや姫の駅舎が製紙工場の脇に
岳南富士岡
がくなんふじおか Gakunanfujioka
岳南原田、比奈に続き、製紙工場に囲まれた駅です。駅構内には車両基地があり、電気機関車や、すでに引退した旧式電車などを見ることができました。貨物列車が入るのは、この岳南富士岡まででした。
駅舎は、お菓子箱を連想させる直方体のもので、木造平屋建てとなっています。正面から見ると平凡なものですが、側面(富士山側)にはペインティングが施されており、かぐや姫が座っています。背景色の青色が何とも野暮ったく、私は、銭湯の富士山を連想してしまいました。駅の待合室はシンプルな構造になっていますが、窓口には「大貨物取扱」などの看板が残り、開業当初からあまり手が加えられていないことが見て取れる一方、多種多様なポスターが乱舞しており、駅窓口が掲示板と化しています。
駅に留置している電車や機関車はいろいろあるようですが、ホームから眺めているかぎり、車体には赤さびが目立ち塗装の落剥も見られ、状態はあまりよくなさそうです。
歴史
1951年12月、吉原(現、本吉原)-岳南富士岡間が開業しています。
- 1951年12月20日
- 吉原(現、本吉原)-岳南富士岡間が開通、岳南富士岡駅開業。
- 1953年1月20日
- 岳南富士岡-岳南江尾間が開通し、中間駅となります。