吉原本町を出た電車は、右へカーブを描きつつゆっくりした速度で和田川を渡り、すぐに島式ホーム1面2線から成る本吉原に到着します。「よしわらほんちょう」の次が「ほんよしわら」と、どちらが吉原の中心なのかさっぱりわからないうえ、読み方も「ほん」なのか「もと」なのか判然としない駅名が連続しており、不慣れな利用客にはお世辞にも親切な駅名とはいえません。
吉原本町を出た電車は、右へカーブを描きつつゆっくりした速度で和田川を渡り、すぐに島式ホーム1面2線から成る本吉原に到着します。「よしわらほんちょう」の次が「ほんよしわら」と、どちらが吉原の中心なのかさっぱりわからないうえ、読み方も「ほん」なのか「もと」なのか判然としない駅名が連続しており、不慣れな利用客にはお世辞にも親切な駅名とはいえません。
岳南鉄道の本社がすぐ近くにありますが、駅はごく簡素な構造の無人駅となっており、駅舎さえありません。ホームには上屋があるものの、同線のほかの無人駅と同様に設備が荒れており、花壇はあってもすっかり雑草に覆われており、ホームの舗装もかなり痛みが目立ちます。
駅の敷地そのものはかなり広くなっており、駅北側の店舗もかつては鉄道用地だったのではないかと思わせるものですが、今ではすっかり存在感をなくした駅と化しているのが実情です。おそらく、旅客は吉原本町、貨物は本吉原がそれぞれ中心という位置づけだったのでしょうが、遅くとも1990年代前半には貨物扱いはすでに廃止され、単に列車交換ができるのみになっていました。
駅のすぐ脇には、大規模レンタルショップ「TSUTAYA」やファミリーレストランなどが多く建ち並び、人の出入りが活発ですが、いずれにも大きな駐車場が自家用車でいっぱいになっており、鉄道での利用客はあまり多いようには見えません。
駅を取り囲むように大きな製紙工場が建ち並んでおり、この先はひたすら工場の中を進んでいき「紙の町・富士市」を実感できるようになります。
確認中。
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1950年4月に、吉原本町から1駅延伸して開業しました。当時の駅名は「吉原」でしたが、起点の鈴川駅が国鉄にあわせて吉原と改称されたのにあわせて、1956年に現在の駅名に改称されています。
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