旧吉原市の中心部に

吉原本町

よしわらほんちょう Yoshiwarahonchō
吉原本町駅
▲吉原本町駅《2010年10月24日撮影》

 

吉原本町駅ホーム
【写真1】吉原本町駅ホーム。《2010年10月24日撮影》

現在は富士市と合併してその一部となっていますが、かつて単独で市制を施行していた吉原市の中心地に位置する駅です。これもあって乗降客数は起点の吉原に次いで多く、それ以外の各駅の利用者数を大きく引き離しています。

駅の設備そのものは、住宅が並ぶ中にひっそりと片面ホームが設けられ、吉原方に便所、岳南江尾方に改札口があるというシンプルなもので、いかにも私鉄然としたたたずまいです。

 

吉原本町駅改札口
【写真2】吉原本町駅改札口。《2010年10月24日撮影》

片面ホームのみの駅ではありますが、早朝および深夜以外の時間帯には、係員が窓口で出改札を行っている有人駅です。なお、自動券売機はなく、乗車券類はすべて窓口での手売り販売となります。東京都区内行きをはじめ、さまざまな種類の硬券が販売されています。きっぷ収集目的ではなく、本来の乗車目的でも硬券が発行されるため、特にJR利用者に向けて、自動改札機が利用できない旨の掲示が大きく表示されています。

 

吉原本町駅待合室
【写真3】吉原本町駅待合室。《2010年10月24日撮影》

駅舎の内部は外から見るよりも意外と広く、ゆったりした待合スペースがあり、飲料水の自動販売機がずらりと並びます。ただし開口部が広く風通しがよいため、冬季は列車待ちにはいささか厳しい環境かもしれません。

 

吉原本町駅外観
【写真4】吉原本町駅外観。《2010年10月24日撮影》

駅を出るとすぐに線路を垂直に横切る道路があり、列車は踏切を渡ることになります。この道路沿いに、旧吉原市の中心市街地が形成されています。

 

吉原本町駅前風景
【写真5】吉原本町駅前風景。《2010年10月24日撮影》

駅前には吉原商店街が形成されています。シャッターが降りたままの商店も多く、訪れるたびにアーケードが短くなっていくという印象がありましたが、その後駅周辺の再整備が行われるようになり、再び人通りが見られるようになっているようです。

なお「吉原中央駅」はバスターミナルの名称で、鉄道駅からは西側に大きく離れています。吉原本町駅よりも、こちらのほうが人の行き来はまだ多いようです。

駅名の由来

確認中。

歴史

詳細は確認中。

1949年11月18日
岳南鉄道の鈴川(現、吉原)-吉原本町間が開通、吉原本町駅開業。
1951年4月18日
吉原本町-吉原(現、本吉原)間が開通、中間駅となります。

周辺の見どころ

確認中。

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