レストハウスからケーブルカーが延びる

十国登り口

じっこくのぼりぐち Jikkokunoboriguchi
十国登り口駅
▲十国登り口駅《2010年5月2日撮影》

 

鋼索線全景
【写真1】鋼索線全景。《2010年5月2日撮影》

伊豆箱根鉄道は、かつて駒ヶ岳と十国峠の2個所でケーブルカーを運行していました。このうち駒ヶ岳ケーブルカーは、登り口が主要なルートから外れていたこともあって利用者が伸びずに廃止されましたが、十国峠のケーブルカーは今なお元気です。

ケーブルカーは起点と終点のみで、日中約8分間隔で運転されています。このため日中は気軽に利用できるいっぽうで、日の出や夜景を望むことはできません。

 

ケーブルカーホーム
【写真2】ケーブルカーホーム。《2010年5月2日撮影》

ケーブルカーのホームは、頭端式の櫛形ホーム2面1線から成り、これは十国峠駅も同様です。中間点で車両が行き違いを行います。西武グループの伊豆箱根鉄道らしく、車両はバスと同様にライオンズカラーになっています。

 

ケーブルカー乗り場
【写真3】ケーブルカー乗り場。《2010年5月2日撮影》

乗り場は「十国峠ケーブルカーレストハウス」の2階にあります。このレストハウスは、1階が巨大な売店およびスナックコーナー、2階が展望レストランとなっており、熱海と箱根峠を結ぶ道路に面しています。レストハウス脇には巨大な無料駐車場があり、観光バスや自家用車、バイクがひっきりなしに出入りしており、高速道路のサービスエリアのような雰囲気です。

こういう状況のため、ケーブルカーは観光地への輸送手段というよりは、ケーブルカーそのものが自動車道路併設ドライブインの付属施設のような形になっています。すなわち、このレストハウスで休憩を取ったドライバーが、ケーブルカーに乗って山上からの眺望を楽しむことができる、というわけです。

乗り場の脇には切符売り場があり自動券売機も設置されていますが、窓口販売であればしおりタイプの乗車券になるので、こちらで購入することをお勧めします。なお、ケーブルカーに乗り込む際の写真撮影サービスがあり、戻ってきたときに販売されるシステムになっています(有料。もちろん、拒否も可能です)。粋なサービスと見るか、逃げにくいところでカネを払わせるやり口と見るかは人それぞれでしょうか。

駅名の由来

確認中。

歴史

詳細は確認中。

1956年10月16日
駿豆鉄道によって開業。
1957年6月1日
社名変更に伴い、伊豆箱根鉄道の駅となります。

周辺の見どころ

確認中。

周辺の見どころ

熱海駅前から伊豆箱根バスで、元箱根および箱根関所跡方面行きバスに乗り、約40分。運転時間帯がかなり偏っているので事前確認が必要。また、休日などは箱根方面の渋滞により遅延や大混雑のおそれがありますので、ご注意ください。

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